「スクワイアってどうなの?恥ずかしくない?」
ギターを始めたころ、もしくは2本目を探しているとき。
一度は頭をよぎる疑問ではないでしょうか。
結論から言います。スクワイア ストラトキャスターは普通に良いです。むしろ、ある使い方においてはFenderより優れている面すらあります。
僕は実際にスクワイア Affinity ストラトキャスターを衝動買いしました。
セカンドハンドショップで2万円でした。
ピックアップを含む各パーツを全交換するまでに至った体験があります。
この記事では、その体験をもとに語っていきます。
Affinity・Sonic・Classic Vibeそれぞれの本当のところです。
筆者はFender Japan製ストラトキャスターも所有しています。両方を実際に弾き比べた上でこの記事を書いています。
この記事で分かること
- Affinity・Sonic・Classic Vibeそれぞれの違いと正直な評価
- セカスト2万円で衝動買いしてピックアップ含む全パーツ交換した体験談
- スクワイアのメリット・デメリット(Fenderと弾き比べた本音)
- ジョージ・ハリスンもステージで使っていた理由
そもそもスクワイア(Squier)とは?Fenderとの関係をサクッと整理
スクワイア(Squier)はFenderが展開する正式な廉価ブランドです。
「Squier by Fender」という名前のとおり、正式にFenderの傘下にあります。
重要なのは、「ストラトキャスター」という名前がFenderの商標だということです。
Fender・Squierブランド以外は正式には名乗れません。
つまり、スクワイアが売っているのは本物のストラトキャスターです。
格安のコピーモデルとは根本的に違います。
スクワイア ストラトキャスターのラインナップはざっくりこんな感じです。
- Sonic Series:最安入門ライン。とにかく安く始めたい人・続くか不安な人向け
- Affinity Series:「安いけどちゃんとしたギター」ライン。ライブ・録音も普通にいける。カスタムして育てる人も多い
- Classic Vibe Series:中間〜上位。ヴィンテージ志向で評価が高く、Fenderに最も近い仕上がり
- Contemporary / 40th Anniversary:さらに上のグレード
僕が持っているのはこの中のAffinityです。それがセカンドハンドで2万円でした。
セカストで2万円のスクワイア Affinityを衝動買いした話
正直、予定していた買い物ではありませんでした。
ふらっと立ち寄ったセカンドハンドショップです。
サーフグリーンのスクワイア Affinityストラトが2万円で置いてありました。
状態も悪くありませんでした。
サーフグリーンのボディに、少し燻んだ色のピックガードです。
この組み合わせがめちゃくちゃかっこよかったです。
ただ、つまみとスイッチだけが真っ白でした。そこだけ浮いている感じが気になりました。

Fenderのストラトも持っていますが、それは「大事に使わないと」という気持ちが働きます。
でもスクワイアはそういう気負いがありません。
これが後々、カスタムする楽しさにつながっていきました。
スクワイア ストラトキャスター Affinity:メリット3選
1. 安いから遠慮なくいじれる
これが僕にとって最大のメリットでした。
Fenderのギターに手を加えるのは少し怖いものです。「失敗したら……」という心理的ハードルがあります。
でもスクワイア ストラトキャスターなら、どんどん試せます。
実際、僕はこのAffinityに以下のパーツ交換を施しました。
① ナット交換:GRAPHTECH PT-6225-00
ナットの素材は音のサスティーンやチューニングの安定性にじわじわ効いてきます。
GRAPHTECHのTUSQナットは摩擦が少なくチューニングが安定します。
交換して明らかに弾き心地が良くなりました。

② ペグ交換とアクセサリー交換
つまみとスイッチが白色で浮いて見えたのが気になりました。
FENDER STRATOCASTER ACCESSORY KITSを購入しました。色はAged Whiteです。
くすんだAged Whiteに統一したら、サーフグリーン×燻んだピックガードとの相性が抜群でした。
ルックスのカスタマイズの中では一番満足度が高かったです。


ペグ交換の際はポスト径(穴のサイズ)を必ず確認してください。Affinityのペグ穴は規格が特殊な場合があり、合わないペグを買うと加工が必要になります。
③ ピックアップ:SEYMOUR DUNCAN SSL-5 Custom Staggered
これが一番大きな変化をもたらした交換です。
デビッド・ギルモアが愛用していることで有名なピックアップです。
ストラトらしいきらびやかさを残しながら、より高い出力とクリアさを備えます。

ギルモアはBlack Stratのブリッジポジションにこれを搭載しています。僕も同じブリッジに載せてみました。交換前と比べてサウンドの「立ち上がり」と「抜け」が明らかに変わりました。オーバードライブとの相性も抜群です。
こういう実験ができるのも、スクワイア ストラトキャスターという気軽さがあってこそです。
2. ラージヘッドを含む豊富なカラーから選べる

スクワイア ストラトキャスターはカラーバリエーションが豊富で、しかも安いです。
「この色のストラトキャスターが欲しい」という動機だけで選べるのは、実はありがたいことです。
Fenderだとある程度の予算が必要です。
スクワイアなら好みのカラーのストラトキャスターを気軽に試せます。
Affinityはカラーバリエーションも豊富です。自分のスタイルに合った1本を選ぶ楽しさがあります。
見た目がかっこいいと、単純に弾きたくなるものです。
3. 音が別に悪くない
「安いギターは音が悪い」という先入観を持っている人もいるかもしれません。
ですが正直そこまでひどくありません。
ピックアップ交換前の状態でも、音が悪いとは全く感じませんでした。
もちろん、Fenderのストラトと両方弾き比べてみると違いはあります。
Fenderの方が抜けが良く煌びやかです。
「あ、やっぱりFenderだな」と感じる場面はあります。
でも、それは弾き比べたからこそわかる話です。
普通に1本で弾いている分には、音のクオリティで困ることはほぼありません。
実は伝説のミュージシャンもスクワイア ストラトキャスターを使っていた
スクワイアを語る上で外せないのが、ジョージ・ハリスンのエピソードです。
ジョージは息子のために日本製スクワイアのストラトキャスターを買い与えました。
ところが弾いてみたら音が思いのほか良く、そのまま自分のギターとして使い始めたといいます。
1987年のプリンス・トラスト・ロック・ガラでエリック・クラプトンと共演した際です。
ジョージがステージで弾いていたのもこのスクワイアだったとされています。
「While My Guitar Gently Weeps」を、あの名演で聴かせました。
音楽的な耳を持つ人間が、ブランドに関係なく「これは良い」と判断しました。それがジョージのスクワイアエピソードです。
ジョージ・ハリスンの使用ギターについて詳しくはこちらです。
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スクワイア Sonicシリーズはどんな人向け?
Squier Sonicシリーズはスクワイアの中でも最安ラインです。
「ギターを弾いてみたいけど続くか不安」「とにかく安く始めたい」という人向けのエントリーモデルです。
アンプとのセット売りも多くあります。
Affinityと比べると音の作りや仕上げは最低限です。
本格的にライブや録音で使うというよりはまず触ってみるための1本という位置づけです。
- 価格が安く、アンプ付きセットも豊富
- カリフォルニアブルー・フラッシュピンクなど個性的なカラーが充実
- 「ギター続くか不安」な入門者に向いている
- 音・作りはAffinityより最低限
「ちゃんとした1本目が欲しい」人はAffinityが断然おすすめです。Sonicは「まず触ってみたいだけ」という人向けです。
スクワイア ストラトキャスター Affinity:デメリット2選
正直に言います。良いことばかりではありません。
1. Fenderストラトより弾きにくい場面がある
Japan製のFenderと比べると、ネックの作りに差を感じる場面があります。
具体的には、ハイポジションのフィット感やネックの仕上げの細かさです。
普通に弾く分には全く問題ありません。
でも、弾き込んでいくうちに「やっぱりFenderの方がスムーズだな」と感じることはあります。

価格差を考えれば当然の話です。「安いなりの差はある」というのが正直なところです。
2. Fenderコンプレックスは正直あった
これは僕の気持ちの話ですが、ステージでスクワイアを使うのに少し抵抗があった時期があります。
「本当はFenderが欲しい」という気持ちは確かにありました。
でも冷静に考えると、そのメンバーの発言はギターの音を聴いた上での評価ではありません。
ブランド名だけを見た話です。
「スクワイアは恥ずかしい」という意見は、音ではなくブランドへの偏見がほとんどです。気にする必要はありません。
実際にうまく弾ける人がステージで使えば、それだけでかっこいいです。
ギターの腕前はブランドではありません。それはわかっています。
でも、所有欲・本物感という部分でFenderへの憧れがあるのも事実です。
これはスクワイアのデメリットというより、人間の性みたいなものかもしれません。
スクワイア Classic Vibeはどうなの?
友人のClassic Vibeを弾かせてもらったことがあります。
率直に言って、ほぼFenderと変わらない気がしました。
Affinityとは明らかに別物で、ネックの仕上げも音のクオリティも一段上です。
ただ、最近はClassic Vibeも値段が上がってきています。
「もうちょっと頑張ってFenderを買いたい」という気持ちになるのも正直なところです。
Classic Vibeはラインナップの中でFenderに最も近い仕上がりです。予算が許すなら検討する価値は十分にあります。
【まとめ】スクワイア ストラトキャスターはありか?なしか?
お金があればFenderがいいです。でも、スクワイア ストラトキャスターでも十分に音楽が楽しめます。
それが正直な結論です。
特に以下のような人にはスクワイア ストラトキャスターをおすすめします。
- 初心者でコストを抑えたい人
- 2本目・サブギターとして気軽に弾きたい人
- カスタム・改造を楽しみたい人
- 好みのカラーのストラトキャスターを安く手に入れたい人
まとめ
- スクワイア ストラトキャスターは「恥ずかしいギター」ではない。あのジョージ・ハリスンも使ったとされる一本
- 中古を買ったら必ず楽器屋で調整に出す。それだけで弾き心地がまるで変わる
使わなくなったギターは、買い替え資金にする手もあります
2本目・3本目が増えてくると、弾かなくなる一本も出てきます。
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今回のカスタムで使ったパーツまとめ
| パーツ | 製品名 |
|---|---|
| ナット | GRAPHTECH PT-6225-00 |
| ペグ | Musiclily Pro 6連 ギターペグ |
| アクセサリー | FENDER STRATOCASTER ACCESSORY KITS Aged White |
| ピックアップ | SEYMOUR DUNCAN SSL-5 Custom Staggered |
※各パーツの購入リンクは本文中の該当箇所にあります。
この音を試すなら現行モデルで
Affinityの新品ならSquier Affinity Stratocasterです。
ワンランク上を狙うならSquier Classic Vibe '60sが候補です。
スクワイア ストラトキャスターに関するよくある質問
スクワイアのストラトキャスターは恥ずかしい?
恥ずかしくありません。
「スクワイアは恥ずかしい」という意見はブランドへの偏見がほとんどで、音を聴いた評価ではありません。
ジョージ・ハリスンがステージで使っていたのもスクワイア ストラトキャスターだったとされています。
うまく弾ければむしろかっこいいです。
スクワイアとFenderのストラトキャスター、何が違うの?
主な違いはネックの仕上げ精度と音の抜け感です。
Fenderの方が煌びやかで弾き心地がスムーズな場面はあります。
ただし弾き比べなければわからないレベルの差で、初心者やサブギターとしては十分なクオリティです。
スクワイア AffinityとSonicはどちらがおすすめ?
「ちゃんと弾きたい」ならAffinityがおすすめです。
ライブ・録音にも普通に使え、カスタムして育てる楽しさもあります。
SonicはAffinityよりさらに安い最安ラインで、音や作りは最低限です。
「ギターを続けるか不安」「まず触ってみたい」という人向けです。
スクワイア Classic VibeはFenderと同じくらい?
かなり近いです。
友人のClassic Vibeを弾いた感想では、ほぼFenderと変わらないと感じました。
ただ最近は値段が上がってきているので、予算次第ではFenderを選ぶ方が満足度が高い場合もあります。
スクワイアのストラトキャスターはカスタムできる?
できます。
むしろカスタムに向いているのがスクワイアの大きなメリットです。
ナット・ペグ・ピックアップの交換は比較的簡単で、費用も抑えられます。
Fenderだと「失敗したら……」という心理的ハードルがありますが、スクワイアなら気軽に試せます。
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