こんな人に読んでほしい
- ジミヘンの使用ギターをウッドストック・モンタレーを中心に把握したい人
- ストラト以外のGibson Flying VやSGの使用時期を知りたい人
- 現行のジミヘンシグネチャーモデルや代替候補を探している人
この記事で分かること
- 初期〜晩年までの使用ギター年表(Supro・Danelectro・ストラト・Flying V)
- モンタレーで燃やしたストラトとウッドストックのオリンピックホワイトの詳細
- 現行シグネチャーモデルと代替候補の購入ガイド
ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)は、ロック史における最重要ギタリストのひとり。1960年代の音楽シーンに革命を起こし、今なお多くのギタリストに影響を与え続けています。
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モンタレー・ポップで燃やしたストラトキャスター。
ウッドストックで響かせたオリンピックホワイトのストラト。
そして後期のサイケデリックなフライングV。その一つひとつが音楽史に刻まれています。
さらに現在購入できるレプリカ・代替モデルまで徹底解説します。安心して買えるショップ情報も交えて、ファンやギタリスト必見の内容に仕上げています。
ジミヘンのストラトは1本ではありません。
モンタレーで燃やしたフィエスタレッドの1本。
ウッドストックの1968年製オリンピックホワイト。
代表的な個体だけでも、これだけ分かれます。
ジミヘン本人が使ったストラトは、個人が購入できる形では流通していません。
雰囲気を味わうなら、Fender Jimi Hendrix Stratocasterが候補です。
在庫は購入先でご確認ください。
右利き用を逆さに構えた姿を踏まえた、リバースヘッドが特徴です。
価格を抑えるなら、Fender Player II Stratocasterも候補です。
購入ガイドは入手困難モデルと代替候補にまとめています。
ジミ・ヘンドリックス使用ギター年表
ジミヘンがキャリアを通じて使用したギターを、年代ごとに整理しました。実際のライブ・レコーディングでの使用例が確認されているものを中心に掲載しています。
| 年代 | 使用ギター | 代表的な使用例 |
|---|---|---|
| 1962–1965 (初期キャリア) |
|
R&Bセッション時代のライブ/バックバンドでの活動 |
| 1966–1967 (ブレイク期) |
|
「Are You Experienced」録音、Monterey Pop Festival (1967) |
| 1968–1969 (黄金期) |
|
「Electric Ladyland」期のツアー |
| 1969 (ウッドストック) |
|
Woodstock Festival (1969) 「Star Spangled Banner」 |
| 1970 (晩年) |
|
Isle of Wight Festival (1970)、Cry of Love Tour |
ジミヘン使用ギターに関する注意点
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ジミ・ヘンドリックスはギターを頻繁に買い替え、ステージで壊すこともありました。
そのため同じ年に複数本のストラトキャスターを使っています。そのため「この年=この1本」と断定するのは難しいのが実情です。
ライブや録音ごとに違う個体を使用しているケースも多くあります。
また、ジミヘンは特定の1本にこだわる人ではありませんでした。
「ストラトキャスター+マーシャルアンプ」という組み合わせで常に独自のサウンドを生み出しています。つまり、個々のギターよりも「プレイスタイルとアンプの使い方」が彼の音を決定づけていたとも言えます。
さらに初期の使用ギターについては情報が断片的です。
SuproやDanelectroなどは「諸説あり」とされる部分も少なくありません。この記事では信頼できる一次ソースを参照しています。
Guitar WorldやPremier Guitarなどです。
The Chief’s GuitarsやGroundGuitarも参照しました。
確認できる範囲でまとめました。
1962–1965|初期キャリアの使用ギター
プロとして活動を始めた初期のジミ・ヘンドリックスです。
R&Bバンドやセッションギタリストとして各地を転々としながら演奏していました。この時期の使用ギターは記録が断片的で、正確なモデル特定には諸説あるのが特徴です。ただし複数の信頼できる資料から、以下のモデルが確認されています。
Supro Ozark 1560S(諸説あり)
ジミヘンが最初に所有したと言われるのが、Supro Ozark 1560S。ただし、このギターは盗難に遭ったという証言もあります。
使用時期やライブでの確認写真は限られています。
Danelectro Shorthorn(シルバー/諸説あり)
セッション時代に使用していたとされるのが、Danelectro Shorthorn。独特の軽量ボディとリップスティック・ピックアップが特徴で、当時の安価なギターとして知られています。ジミヘンが実際に所有していた個体の話です。
母親に「Betty Jean」と名付けていたという証言も残っています。
Epiphone Wilshire
1964年頃の記録です。
ジミヘンがEpiphone Wilshireを手にしていたことが写真で確認されています。このギターはハムバッカー搭載で、当時のR&Bバンドでのバック演奏に使用されたとされています。
Fender Jazzmaster(ホワイト)
ニューヨーク移住後のクラブ活動時代の記録です。
ホワイトのFender Jazzmasterを使用していました。セッションマン時代の貴重な映像や写真にも映っています。
ストラトキャスター以前に使用していたフェンダー製品の一つです。
この時期はまだ「ストラト=トレードマーク」になる前です。
入手可能なギターを使いながら独自のプレイスタイルを模索していた段階でした。
1966–1967|ブレイク期とモンタレー・ポップの伝説
1966年、ジミヘンはロンドンでThe Jimi Hendrix Experienceを結成。
翌年にはデビューアルバム『Are You Experienced』をリリースしました。ここから彼の代名詞となるFender Stratocasterがメインギターとして定着しました。
Fender Stratocaster(黒・白)
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ジミヘンはこの時期からあるスタイルを確立します。
右利き用のストラトキャスターを逆さにして弦を張り替える使い方です。黒のストラトや白のストラトが複数本確認されており、テレビ出演やスタジオ録音でも使われました。特に「Hey Joe」「Purple Haze」など初期代表曲のレコーディングで活躍しました。
Fender Stratocaster(フィエスタレッド)|モンタレーで燃やしたギター
1967年6月、Monterey Pop Festivalでジミヘンは伝説的なパフォーマンスを披露。フィナーレで、フィエスタレッドのFender Stratocasterに火をつけます。
土台のフィエスタレッドの上に、サイケデリックな花柄を自ら手描きした一本でした。
観客を熱狂させた伝説の場面です。この「燃やされたストラト」は、ロック史上最も象徴的なギターのひとつとされています。
音作りの特徴|ストラト+マーシャルの確立
この時期に確立されたものがあります。
Fender StratocasterとMarshallアンプの組み合わせです。歪みとクリーンを自在に操るスタイルです。
爆発的なフィードバックと繊細なトーンを行き来する手法は、以後のロックギターの定番となりました。
1966–67年はジミヘンが「ストラト=自分の声」と定義づけた時期です。
モンタレーでの燃焼パフォーマンスはその象徴的瞬間でした。
1968–1969|黄金期と多彩なギターの導入
1968年、ジミ・ヘンドリックスはアルバム『Electric Ladyland』をリリース。
ギタリストとしての頂点に立ちました。この時期は従来のストラトキャスターに加えて変化がありました。
Gibsonの個性的なモデルも導入し、幅広い音色を追求しています。
Fender Stratocaster(サンバースト/オリンピックホワイト)
引き続きメインギターはストラトキャスター。サンバーストやオリンピックホワイトの個体を複数所有していました。
レコーディングからライブまで常に使用しています。代表曲「Voodoo Child (Slight Return)」でも同様です。
レコーディングでもストラトのサウンドが確認できます。
Gibson Flying V(1967 カスタムペイント)
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1967年に入手し、1969年のライブでも頻繁に登場したのがGibson Flying V。このモデルはジミヘン自身がサイケデリックなカスタムペイントを施しており、ステージ映像でも印象的です。特に「Red House」などブルース色の強い楽曲で使用されました。
Gibson Les Paul Custom(白・SGタイプ)
1969年頃には白のGibson Les Paul Customを使用していました。
SGボディシェイプのダブルカッタウェイ仕様です。トリプルピックアップ搭載の個体です。
独特の中音域とサステインを持ち、ストラトとは異なるサウンドを聴かせています。
音作りの広がり
この時期のジミヘンは「ストラト+マーシャル」をベースにしていました。
そのうえで曲調やライブの場面によってギブソン系のギターを持ち替えています。結果として、ブルースからサイケデリックロックまで自在に行き来する幅広い音色が実現されています。
1968–69年の特徴です。
ジミヘンがギターのバリエーションを取り入れ、音楽的レンジを拡大した時期といえるでしょう。
1969|ウッドストックとオリンピックホワイトのストラト
1969年8月、ニューヨーク州でWoodstock Festivalが開催されました。
ジミ・ヘンドリックスのキャリアにおける最も象徴的な瞬間のひとつです。ヘッドライナーとして登場し、約2時間にわたるステージを務めました。
その最後に「The Star-Spangled Banner(星条旗)」を演奏します。
このパフォーマンスは音楽史に残る伝説となりました。
1968 Fender Stratocaster Olympic White
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この伝説的ステージで使用された一本があります。
1968年製のFender Stratocaster Olympic Whiteです。右利き用を左に持ち替え、逆さに弦を張り替えたジミヘン独特のスタイルで演奏されました。
この個体はメイプル指板・ラージヘッド仕様です。
ウッドストックの象徴的なビジュアルとして世界中に広まりました。
「星条旗」演奏とサウンド
「Star-Spangled Banner」ではストラトとマーシャルアンプを駆使します。
爆撃音や悲鳴を模したフィードバックを表現しました。ベトナム戦争下のアメリカ社会を象徴する演奏として、今日でも語り継がれています。
ウッドストック・ストラトの行方
このギターは後にドラマーのミッチ・ミッチェルを経て保管されました。
現在はシアトルのMoPOP(旧Experience Music Project)に展示されています。市場に出回ることはなく、ファンが購入できるものではありません。
ウッドストックのストラトが決定づけたものがあります。
ジミヘン=ストラトキャスターというイメージです。
ロックの象徴として永遠に語り継がれる存在となりました。
私もシアトルに行った際に、訪れて現物を見ましたが本当に感動しました。
1970|晩年のギターとIsle of Wight
1970年、ジミ・ヘンドリックスは「Cry of Love Tour」に参加します。
ヨーロッパ各地やアメリカで精力的にライブ活動を行いました。この年8月のIsle of Wight Festivalが事実上最後の大規模公演です。
同年9月に27歳で急逝することになります。
Fender Stratocaster(黒・白・複数所有)
最期まで愛用したのはやはりFender Stratocaster。晩年も黒や白のストラトを複数所有しており、ステージやスタジオで頻繁に持ち替えていました。特に「Machine Gun」など長尺の即興演奏では、彼のストラトが真価を発揮しました。
Gibson Flying V(再登場)
1970年には、Gibsonに特注した黒の左利き用Flying Vをライブで使用。
1967年のペイント個体とは別の一本です。
ブルース色の強い楽曲や即興のソロで、ストラトとは異なるサウンドを聴かせています。
Gibson SG Custom(白・トリプルピックアップ)
Isle of Wight Festival(1970年8月)での話です。
白のGibson SG Custom(トリプルピックアップ仕様)を使用しました。力強いクランチサウンドと長いサステインが特徴で、晩年のジミヘンの多彩な音作りを支えました。
サウンドの深化
晩年のジミヘンはストラトに加えてギブソン系のギターも使い分けます。
さらに広がりのあるサウンドを展開しました。ファズやワウと組み合わせていました。
ブルースからサイケデリック、ハードロックまで自在に表現しています。
1970年のジミヘンの姿です。
ギターとアンプ、エフェクトを駆使して新しい表現を探求していた最中でした。彼の突然の死は音楽史に大きな衝撃を与えましたが、そのサウンドは今なお生き続けています。
入手困難モデルと代替候補
ジミ・ヘンドリックスが実際に使用したギターの多くは博物館に収蔵されています。
一般の市場に出回ることはありません。特にウッドストックのオリンピックホワイトのストラトは別格です。
モンタレーで燃やされたストラトとともに「歴史的遺産」とされ、購入は不可能です。
シグネチャーモデル
Fender Jimi Hendrix Stratocaster
右利き用ストラトを逆さに構えた姿を踏まえた、リバースヘッド仕様のモデル。リバースヘッド仕様で、ジミヘンらしいテンション感のあるサウンドを再現できます。
- Gibson Custom Shop Flying V Jimi Hendrix
1967年にジミヘンが使用したサイケデリック塗装のフライングVを再現した限定モデル。限定生産のため、現行の在庫は公式サイトでご確認ください。
参考リンク:Gibson公式サイト
現行の代替モデル
Fender Player II Stratocaster
定番ストラトの現行ラインナップ(旧Player Stratocasterの後継)。比較的手に入れやすい価格帯で、王道のストラトサウンドを再現できます。
Epiphone SG Custom
晩年に使われたSG Customの雰囲気を狙う代替としておすすめ。コストパフォーマンスに優れ、ジミヘン晩年の雰囲気を味わえます。
中古市場
オリジナルに近いヴィンテージモデルは数百万円単位で取引されることがあります。
信頼できる中古市場や専門店での購入が前提となります。特にFenderの60年代ストラトやGibsonのフライングVは、プレミア価格が常態化しています。
入手困難なモデルを狙う必要はありません。
現行のシグネチャーや代替モデルでジミヘンの音作りを体感するのが現実的です。
筆者の体験談|ストラト+マーシャルの魔力
ジミヘンの記事を書くにあたって試したことがあります。
実際にストラトとMarshallアンプを組み合わせて音を出してみました。結論から言えば、この組み合わせはまさに「ロックの声」と呼ぶにふさわしいものでした。
ストラトのシングルコイルが持つシャープな立ち上がり。
マーシャル特有の中域の押し出し。
これが重なると、クリーンからドライブまで自在に表現できます。軽くピッキングすれば繊細で透明感のある音が鳴り、力強くかき鳴らせば荒々しいフィードバックに変わる。このダイナミクスの幅こそ、ジミヘンが自在に音楽を操れた理由だと体感しました。
特に「Little Wing」を意識してアルペジオを弾いたときです。
ストラトならではのベルのような高音とマーシャルの温かみが重なります。
まるで空間そのものが揺らぐような感覚を覚えました。逆にワウを踏み込んで「Voodoo Child」を試してみました。
まさにジミヘンのエネルギーを追体験できるようで鳥肌が立ちました。
実際に触ってみて改めて思うことがあります。
ジミヘンは「特定の1本」にこだわったのではありません。
ストラト+マーシャルという組み合わせそのものを自分の声としたのです。ギターを壊しても買い替えられたのは、この組み合わせなら常に自分の音を出せる確信があったからでしょう。
まとめ|ジミヘンとギターの関係性
ジミ・ヘンドリックスはキャリアを通じて数多くのギターを使用しました。
それでも常に中心にあったものがあります。
Fender StratocasterとMarshallアンプの組み合わせです。モンタレーで燃やされたストラト。
ウッドストックで鳴り響いたオリンピックホワイトのストラト。
そしてFlying VやSG Custom。いずれもロック史を彩る伝説の楽器です。
しかしジミヘンの本質は「特定の1本」ではありません。
音を生み出す姿勢と自由な発想にありました。だからこそ現行のシグネチャーモデルや代替モデルでも十分です。
その精神を感じながら自分なりのサウンドを探求できます。
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ジミヘンの音に憧れるなら、まずはストラト+マーシャルを手に取ってみてください。
自分だけの表現を探る第一歩になります。
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