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ジョニー・グリーンウッド使用ギター完全解説|Telecaster PlusからStarcasterまで


 

ジョニー・グリーンウッド(Jonny Greenwood)はRadioheadのリードギタリスト。彼の音の核心を支えてきたのは、独特に選び抜かれたギター群です。

 

この記事では、ジョニーが実際に使ったギターを年代ごとに解説します。
Telecaster Plusの改造からセミホロウのStarcasterまで。
Les PaulやPrecision Bassも取り上げます。

 

 

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次に読むべき記事(ジョニーの音作りを深める)

ジョニーのサウンドを理解するには、使用ギターだけでは足りません。
「足元(エフェクター)」もあわせて把握することが重要です。
まずは下記の記事で全体像を押さえてください。

ジョニー・グリーンウッド使用ギター年表

年代 ギター 主な楽曲・特徴
1991〜現在 Fender Telecaster Plus 「Airbag」「Paranoid Android」キルスイッチ奏法
1995〜2000年代 Fender Starcaster 「Street Spirit」「Pyramid Song」で使用。弓奏法も
1990年代〜現在 Gibson Les Paul The Smileやソロ活動で使用
1990年代〜現在 Fender Precision Bass 攻撃的なピック弾きで一部楽曲に参加

ジョニーの代名詞:Fender Telecaster Plus

 

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ジョニーといえばFender Telecaster Plusです。

サンバースト仕上げでLace Sensorピックアップを搭載しています。90年代初頭に入手し、以降のメインギターとして活躍しました。特に特徴的なのが、ミニスイッチをキルスイッチに改造した点です。これによりスタッター効果を実現しました。

「Airbag」「Paranoid Android」「Electioneering」などで聴けます。


このサウンドに近づくためにまず変えるべきは弦のゲージです。Telecaster Plusはキレのあるアタックとレスポンスの速さが持ち味です。

これは弦の選択によって大きく左右されます。

Telecaster Plusのサウンドに近づく:弦
Ernie Ball Regular Slinky 2221(10-46)
テレキャスター系との相性が高く評価されているニッケルワウンド弦。ジョニーのような攻撃的なピッキングでも張りが崩れにくい弦です。
Lace Sensor系ピックアップのクリアなレンジを活かせます。
立ち上がりの速いトーンを引き出せます。価格帯:¥800前後


Telecaster Plusのサウンドに近づく:ピック
Dunlop Tortex Standard 0.88mm(イエロー)
ジョニーのような鋭いカッティングとスタッター奏法の場合です。
しなりすぎず・硬すぎないミディアムヘビーのピックが適しています。Tortexはアタックの粒立ちが明確で、キルスイッチ奏法の効果を最大限に引き出します。価格帯:数十円〜(パック販売あり)


Telecaster Plusのサウンドに近づく:ピックアップ
Lace Sensor Gold(シングルコイル)
Telecaster Plusに搭載されていたのがこのLace Sensorシリーズ。ノイズレスでありながらシングルコイル本来のクリアなレンジを保ちます。
クリーンからドライブまで幅広く対応します。ジョニーのサウンドの根幹となるピックアップです。価格帯:¥8,000〜¥12,000前後(1基)



Telecaster Plusは生産終了のため現在は入手困難です。同様のトーン・操作感を求めるなら、以下が参考になります。

Fender Player Plus Telecaster

 

 

Telecaster Plusは重量が軽めで、ジョニー本人も「軽いから選んだ」と語っています。彼の攻撃的なピッキングと相性が良く、ライブでは常に手放せない一本でした。現行品ではAmerican Professional II Telecasterが参考です。
近いトーンと操作感を得られます。

 

セミホロウの美学:Fender Starcaster

 

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Radioheadのダークでアンビエントな楽曲に登場するのがFender Starcaster。セミホロウ構造による柔らかく空気を含んだ音が特徴です。

「Street Spirit (Fade Out)」「Pyramid Song」で用いられました。

 

また、ジョニーはこのギターをチェロの弓で演奏しました。
独特のノイズやドローンを生み出しています。これは彼の前衛的なアプローチを象徴するプレイです。


このサウンドに近づくためにまず変えるべきは弦の素材です。セミホロウ特有の柔らかい鳴りと空気感は、弦の選択で大きく変わります。

Starcasterのサウンドに近づく:弦
D'Addario XL Pure Nickel EPN115(11-48)
セミホロウ・アーチトップ系との相性で定評があるピュアニッケル弦。ラウンドワウンドに比べ高域が丸い弦です。
「Street Spirit」「Pyramid Song」に漂うウォームなトーンを得やすくなります。価格帯:¥1,200前後


Starcasterのサウンドに近づく:ピック
Fender 351 Shape Premium Picks(Medium)
セミホロウのナチュラルな鳴りを活かしたい場合です。
ピックのしなりでアタックをやや丸めるミディアムゲージが有効です。Fender純正はコントロールしやすく、アンビエント系の繊細なタッチにも対応します。価格帯:数十円〜(複数枚パック)



Starcaster本体の参考として、以下をチェックしてみてください。

現行ではSquierよりStarcasterも発売されていますので、こちらも参考まで。

 

ロックの定番:Gibson Les Paul

 

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ソロ活動やThe Smileでジョニーが使用しているのがGibson Les Paul。Telecasterとは異なる厚みのあるミッドレンジとサスティーンが持ち味です。

より骨太なサウンドを響かせます。

 

Radiohead本体ではあまり前面には出ません。
サイドプロジェクトやライブでの使用率が高い一本です。


このサウンドに近づくためにまず変えるべきは弦のゲージです。Les Paulのミッドの厚みとサスティーンは、ゲージを上げることでさらに引き出せます。

Les Paulのサウンドに近づく:弦
Ernie Ball Power Slinky 2220(11-48)
Les Paulとの組み合わせで定評のあるニッケルワウンド弦。ゲージがやや太めで低音の芯が増し、ハムバッカーの持つ骨太なミッドレンジをしっかり引き出します。The Smileのような重厚なサウンドに近づける選択肢です。価格帯:¥900前後


Les Paulのサウンドに近づく:ピック
Dunlop Tortex Standard 1.0mm(ブルー)
Les Paulの骨太なサウンドには、硬めでアタックのはっきりしたピックが有効です。Tortex 1.0mmはレスポンスが速く、力強いピッキングをしっかり音に変換してくれます。価格帯:数十円〜(パック販売あり)



Les Paul本体の参考として、以下をチェックしてみてください。

ベースでも活躍:Fender Precision Bass

 

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意外かもしれませんが、ジョニーは一部楽曲でFender Precision Bassを使用。ギタリストらしい攻撃的なピック弾きで、重厚な低音を支えました。


このサウンドに近づくためにまず変えるべきはベース弦です。ジョニーのようなピック弾きの攻撃感は、弦の選択で大きく変わります。

Precision Bassのサウンドに近づく:弦
Ernie Ball Regular Slinky Bass 2831(45-105)
Precision Bassと相性の良いニッケルワウンドのスタンダード弦。ピック弾きでのアタックが明確に出やすい弦です。
ジョニーのギタリスト的な弾き方が持つ攻撃感をしっかり再現できます。価格帯:¥1,500前後


Precision Bassのサウンドに近づく:ピック
Dunlop Tortex Standard 1.14mm(パープル)
ベースをピック弾きする際は厚めのピックが安定します。Tortex 1.14mmはしっかりした張りがあります。
ピック弾きならではの輪郭のはっきりしたトーンを引き出せます。価格帯:数十円〜(パック販売あり)



Precision Bass本体の参考として、以下をチェックしてみてください。

ギターに対する哲学と評価

 

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ジョニーは「ギターは崇拝の対象ではなく、タイプライターや掃除機のような道具」と語っています。また「スケールをなぞるソロは退屈だ」とも発言しており、常に曲全体に奉仕するプレイを意識しています。

 

その姿勢は高く評価されています。
Rolling Stone誌(2023年版)で「偉大なギタリスト」第43位に選出されました。


そろそろ、本気でギターと向き合ってみませんか?

筆者
筆者
Paranoid Androidを独学で弾いていた頃は、拍の取り方がずっと曖昧なままでした。

ジョニー・グリーンウッドのプレイに近づきたいなら、独学より一歩早く近づける方法があります。オンラインギターレッスンおすすめ3選で、あなたに合うスクールを比較してみてください。

FAQ:ジョニー・グリーンウッドとギター

Q. Telecaster Plusの特徴は?
A. Lace Sensorピックアップ搭載でノイズレスかつパワフル。さらにキルスイッチ改造で独自の奏法が可能。
Q. Starcasterはなぜ使われた?
A. セミホロウ構造で温かく広がりのある音色を持ち、アンビエント楽曲に適していたため。
Q. Les Paulを使う場面は?
A. The Smileやソロ活動で多用され、厚みのあるサウンドを必要とする時に選ばれる。

購入先とおすすめショップ

次に読むべき記事(ジョニーの音作りを深める)

使用ギターを把握したあとは、エフェクター構成に目を向けてみてください。
空間系の考え方を押さえると、音作りがより立体的に理解できます。

https://hiseffector.com/kukan-kei-effector-erabikata/

 

筆者の体験談

実際にTelecaster Plusを試奏したときのことです。

ノイズレスかつレスポンスの速い鳴りに衝撃を受けました。キルスイッチ改造を加えると「Airbag」のイントロを即再現できます。

やはりグリーンウッドのギター選びは合理的かつ創造的だと感じました。

【2025年最新】Radiohead復活ツアーでジョニーが使ったギター

2025年11〜12月、Radioheadは7年ぶりとなる欧州・英国ツアーを敢行。マドリード・ボローニャ・ロンドン・コペンハーゲン・ベルリンで各4公演。
計20公演のリユニオンツアーです。

ジョニーのギター機材も詳細が明らかになっています。

2025年ツアーで確認されたジョニー使用ギター(情報元:thekingofgear.com)
主に以下の3本が確認されています。
No.1 Telecaster Plus(メイン)。
Ebony Frost Telecaster Plus(30年ぶり復活)。
ヴィンテージ Fender Starcaster。

 

① No.1 Telecaster Plus(メインギター・継続使用)

ジョニーの不動のメインは今ツアーでも健在。11月8日のマドリード公演での使用が写真で確認されています。注目したいのはジャック周りです。

元々あったジャックカップが角型ジャックプレートに交換されています。
2018年以降に改修が施されたことがわかります。

② Ebony Frost Telecaster Plus(30年ぶりの電撃復活)

2025年ツアー最大のサプライズ。11月4日のマドリード公演「Ful Stop」でのことです。
ジョニーはHondaステッカー付きのいつものTelecasterを使いませんでした。

代わりにステッカーのない1本を取り出しました。これがEbony Frost Telecaster Plusです。

Radioheadのライブで使用されるのは実に約30年ぶりでした。かつて盗難に遭い手元を離れていたこの1本が、ツアーで帰還を果たしました。

③ ヴィンテージ Fender Starcaster(アンビエント楽曲に活躍)

マドリード公演では「Nude」のエンディングでOndomoを弾いています。

そのときヴィンテージのStarcasterを背中側に回している姿が確認されました。Starcasterのピックアップリングにピックが差し込まれています。
Dunlop Nylon Standard 0.60mmです。
ステージでの携行ピックとして写真付きで記録されています。

2025年ツアーで写真確認されたピック
ピックアップリングにストックされていた一枚です。
Dunlop Nylon Standard 0.60mmでした。薄めのナイロン素材で、セミホロウのアルペジオや繊細なアンビエント奏法に適しています。

2025ツアーで実際に使われたピック
Dunlop Nylon Standard 0.60mm
2025年ツアーで確認されたピックです。
Starcasterのピックアップリングへのストックが現地写真に残っています。ナイロン素材ならではのしなやかなタッチが特徴です。
Starcasterのウォームな鳴りと相性が良く、アンビエント系楽曲に向いています。価格帯:数十円〜(パック販売あり)


まとめと関連記事

ジョニーのギター遍歴はTelecaster Plusが核です。

そこにStarcasterのアンビエントな表現が加わりました。

Les Paulの力強さと多彩さも合わさっています。

こうしてRadioheadの唯一無二の音が築かれました。彼の「ギターは道具」という哲学こそが、その革新的サウンドの源泉です。



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