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「チューナー、とりあえず安いやつでいいか」。
そう思っていた時期が、筆者にもありました。
弾き語りのライブ中、MCをしながらチューニングしようとしました。
チューナーが全然反応しません。
焦ります。
沈黙が続きます。
ステージで3秒くらい固まった、あの恥ずかしさは今でも忘れられません。
チューナーは地味な道具です。
でも選び方を間違えると本番で痛い目を見ます。
逆に、ちゃんと選べばほぼ一生使えます。
価格もそこまで高くありません。
この記事では、ギター歴15年の筆者の経験をもとに、比較表つきで用途別のベストチョイスを正直に解説します。
この記事でわかること
- チューナーの種類と用途別の選び方
- 弾き語り・エレキ・初心者それぞれのベスト選択
- おすすめモデル6選を比較表で一括比較
先に結論:用途別のおすすめはこれ
弾き語りでステージに立つなら → tc electronic UNITUNE CLIP
エレキでボードを組むなら → BOSS TU-3
初めての一台・コスパ重視なら → KORG Pitchclip 2
迷ったらKORG Pitchclip 2を選べば失敗しません。
ボタン一つのシンプル設計です。
価格も抑えられ、普段の練習には十分な精度があります。
おすすめ6選 早見ジャンプ
ギターチューナーおすすめ6選 比較表
まずは全6モデルを一覧で比較します。
「反応速度」と「精度」はステージでの安心感に直結します。
この2点を軸に見比べてください。
| モデル | タイプ | 価格帯 | 精度 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| 1. tc electronic UNITUNE CLIP | クリップ型 | 約5,000〜6,000円 | ±0.02セント | 弾き語りステージ |
| 2. KORG Pitchclip 2 | クリップ型 | 約1,500〜2,000円 | ±1セント | コスパ・初心者 |
| 3. D'Addario PW-CT-17 | クリップ型 | 約2,000〜3,000円 | ±0.5セント | 視認性重視 |
| 4. BOSS TU-3 | ペダル型 | 約9,000〜11,000円 | ±1セント | 定番・耐久性重視 |
| 5. tc electronic PolyTune 3 | ペダル型 | 約15,000〜18,000円 | ±0.02セント | 全弦一発チェック |
| 6. KORG Pitchblack+ | ペダル型 | 約8,000〜10,000円 | ±0.1セント | 省スペース |
精度の数値は小さいほど高精度です。
±0.02セント台はストロボモード搭載機のみが出せる数値です。
通常のクロマチックチューナーは±0.5〜1セント程度が一般的です。
チューナーの種類はざっくり4つ
チューナーは大きく分けて4種類あります。
まずここを押さえておきましょう。
あとの選び方がスムーズになります。
| 種類 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| クリップ型 | ヘッドに挟むだけ・軽量 | 弾き語り・初心者・普段使い全般 |
| ペダル型 | シールドで繋ぐ・足元操作 | エレキでライブする人 |
| 音叉 | アナログ・耳で合わせる | 耳を鍛えたいガチ初心者 |
| カード型(シールド差し込み) | 据え置き・シールド必要 | 正直おすすめしない |
アプリは番外編として後述します。
自宅練習のサブとしては優秀です。
ただしステージでは使えません。
弾き語りにはクリップ一択。しかも「いいやつ」を選びましょう

出典;サウンドハウス
弾き語りのステージは、基本的に一人です。
バンドなら誰かがMCでつないでくれます。
でも弾き語りは違います。
自分でしゃべって、自分でチューニングして、自分で演奏します。
すべてが一人にのしかかります。
MCとチューニングが同時に発生する瞬間があります。
曲の合間にペグを回しながら話す、あの場面です。
チューナーの反応が遅いと、針がなかなか安定しません。
焦ります。
MCが途切れます。
客席に「困ってるな」と思われます。
安いクリップチューナーで、ステージのチューニングが合いませんでした。
3秒くらい無言になりました。
あの沈黙は本当に恥ずかしかったです。
それ以来、クリップだけはいいものを使っています。
クリップチューナーの「安いもの」と「いいもの」。
差は主に反応速度と視認性です。
安いチューナーは、弦を弾いてから針が安定するまで1〜2秒かかることがあります。
いいチューナーは、弾いた瞬間にほぼ表示が安定します。
ステージでこの差は致命的です。
価格でいえば、ちゃんとしたクリップチューナーは3,000〜8,000円の範囲に収まります。
高級機材に比べれば大した出費ではありません。
ギターやアンプにはお金をかけるのに、チューナーで節約するのは本末転倒です。
結論:弾き語りシンガーはクリップチューナーの良いものを一台持っておくべき
これは断言できます。反応速度が命です。
安価なチューナーにありがちな落とし穴です。
基準音が440Hzからずれていることがあります。
432Hzや442Hzになっていると、どれだけ合わせてもズレた音になります。
購入後は必ず設定を確認しましょう。
エレキにはペダル型チューナーが安心

出典;サウンドハウス
エレキギターでライブをやるなら、ペダル型チューナーを一台ボードに入れておくことを強くおすすめします。
接続順は先頭に置くのが基本
チューナーはシグナルチェーンの一番最初、つまりギターの直後に繋ぐのが鉄則です。
理由は単純です。
一番クリーンな信号を拾えるからです。
歪みやコンプの後ろに繋ぐと、エフェクトのかかった信号を拾ってしまいます。
正確なチューニングができなくなります。
マルチエフェクター内蔵のチューナーは、接続順の問題が起きやすいです。
マルチの後ろに別のペダルを繋いでいると、チューナーが途中の位置になってしまうことがあります。
独立したペダルチューナーが一個あれば安心です。
接続の順番は「ギター → チューナー → コンプ → 歪み → モジュレーション → アンプ」が基本です。
チューナーは必ず先頭に置きましょう。
ボードを圧迫する問題と、バッファーという恩恵
ペダルチューナーのデメリットも正直に書いておきます。
エフェクターボードのスペースを一個使います。
コンパクトなボードを組んでいる人には痛いところです。
ただ、一部のペダルチューナーはバッファー機能を搭載しています。
バッファーとは、信号を整えてインピーダンスを下げる回路のことです。
これが入ると音の劣化を防げます。
繋ぐだけで音がクリアになることもあります。
ボードのサウンドが改善するなら、スペースを取る価値は十分あります。
結論:エレキでライブをやるならペダル型を一台ボードに入れておくと安心
接続順を守れば、チューニングの正確さとサウンドの両方を確保できます。
初心者は迷ったらクリップを選びましょう
音叉はアリだが、メインにはならない
「チーン」と鳴らして耳で合わせる音叉。
耳を鍛える意味では確かに有効です。
絶対音感に近い感覚が養われます。
ただ、面倒ですし、ステージでは使えません。
練習の補助としてはアリですが、メインのチューナーにはなりません。
リサイクルショップのカード型は避けましょう
安い理由は、出番がないからです。
シールドが必要ですし、場所も取ります。
結局、押し入れ行きになる運命だと思います。
音叉は耳を鍛える練習用ならアリです。
ただメイン機材としては、どちらも避けたほうがいいですね。
「安いから試しに」で買うと後悔する代表格です。
なぜジャンクボックスに100円で並んでいるか。
考えれば答えは出ます。
アプリは家練習のサブとして優秀
スマホのチューナーアプリ(GuitarTunaなど)は無料で使えます。
精度も悪くありません。
ただし周囲の音を拾いやすいです。
騒がしい場所やステージでは使えません。
自宅練習のサブとして割り切るのがいいでしょう。
結論:初心者は迷ったらクリップチューナーを選ぼう
エレキでもアコギでも使えますし、最初の一台として間違いありません。
おすすめギターチューナー6選【用途別・現役ギタリストが本音評価】
ここからは6モデルを1つずつ解説します。
クリップ型3つ・ペダル型3つの構成です。
価格帯と精度が異なるので、用途に合わせて選んでください。
tc electronic UNITUNE CLIP(クリップ型)|弾き語りステージの最適解
tc electronic UNITUNE CLIP(クリップ型)|弾き語りステージの最適解
価格帯:約5,000〜6,000円 / 精度:±0.02セント(ストロボモード)
反応速度と精度を両立した、弾き語りステージのベストパートナーです。
±0.02セントのストロボ精度を持ちながら、表示が速いです。
ステージでも迷いません。
シンプルな外観もライブ映えします。
- 反応速度が速く、ステージでのアタフタが消える
- ストロボモードで高精度チューニングも可能
- 高輝度ディスプレイでステージ照明の下でも見やすい
- コンパクトで付けっぱなしOK
弦を弾いた瞬間に表示が安定します。
MCしながらでも焦らずチューニングできます。
値段は他のクリップより高めですが、ステージに立つ頻度が高いほど差が体感できる一台です。
結論:弾き語りでライブをやるなら、これを選べば後悔しない
KORG Pitchclip 2(クリップ型)|シンプル・コスパ良し
KORG Pitchclip 2(クリップ型)|シンプル・コスパ良し
価格帯:約1,500〜2,000円 / 精度:±1セント
ボタンが一つのシンプル設計です。
初心者でも迷いません。
コンパクトで軽く、ギターヘッドへの取り付けもスムーズです。
普段の練習には十分な精度があります。
価格を抑えたい人の第一候補です。
- ボタン一つで迷わない操作性
- コンパクトで軽量
- 普段練習には十分な精度
- 圧倒的なコスパ
結論:最初の一台・コスパ重視ならこれ
D'Addario PW-CT-17(クリップ型)|視認性重視・ステージ映え
D'Addario PW-CT-17(クリップ型)|視認性重視・ステージ映え
価格帯:約2,000〜3,000円 / 精度:±0.5セント
フルカラーLCDを搭載しています。
暗いステージでも視認性が高いです。
コンパクトな設計で、付けっぱなしでも邪魔になりにくいです。
価格と性能のバランスが取れた中間モデルです。
- フルカラーLCDで暗いステージでも見やすい
- コンパクトで付けっぱなしOK
- ±0.5セントの実用十分な精度
- 価格と性能のバランスが優秀
結論:Pitchclip 2よりワンランク上の視認性が欲しい人向け
BOSS TU-3(ペダル型)|定番・壊れない・信頼の一台
BOSS TU-3(ペダル型)|定番・壊れない・信頼の一台
価格帯:約9,000〜11,000円 / 精度:±1セント
ペダルチューナーの定番中の定番です。
何年使っても壊れないBOSSの耐久性。
大きくて見やすいディスプレイ、迷わない操作性。
初めてのペダルチューナーとしても、長年のメインとしても安心できる一台です。
- BOSSの耐久性でライブ投入しても安心
- 大型LEDで見やすく、操作も迷わない
- サイレント機能付きで音を出さずにチューニング可能
- 価格と信頼性のバランスが最高
壊れる気配がまったくなく、何年も同じ個体を使っています。
迷ったらTU-3、というのはエレキ勢の共通認識だと思います。
結論:初めてのペダルチューナーとして最も無難で確実
tc electronic PolyTune 3(ペダル型)|全弦一発チェック・バッファー付き
tc electronic PolyTune 3(ペダル型)|全弦一発チェック・バッファー付き
価格帯:約15,000〜18,000円 / 精度:±0.02セント(ストロボモード)
開放弦を全部鳴らすだけで、6弦すべての状態が一目でわかります。
これがポリフォニックモードの最大の特徴です。
弦を一本ずつ確認する手間が省けます。
さらにバッファー機能付きです。
繋ぐだけで音の劣化を防ぎ、サウンドをクリアに整えてくれます。
ボードを本格的に組むなら、TU-3より上位の選択肢です。
- ポリフォニックモードで全弦を一度にチェック
- バッファー機能で繋ぐだけで音が良くなる
- ±0.02セントのストロボ精度
- スタジオ・ライブ両方で活躍
結論:TU-3から一歩進みたい人・バッファーも欲しい人向け
KORG Pitchblack+(ペダル型)|コンパクト・ボードに優しい
KORG Pitchblack+(ペダル型)|コンパクト・ボードに優しい
価格帯:約8,000〜10,000円 / 精度:±0.1セント
コンパクトエフェクターサイズより、さらに小さいです。
エフェクターボードの省スペース化に貢献します。
高精度で見やすいLEDディスプレイも魅力です。
「ボードが窮屈でTU-3が入らない」。
その悩みへの答えになる一台です。
- コンパクトサイズでボードを圧迫しない
- ±0.1セントの高精度
- 見やすいLEDディスプレイ
- TU-3が入らないボードへの救世主
結論:ミニボード派・省スペース重視ならこれ
【番外編】アプリは自宅練習のサブに
GuitarTuna【無料・家練習のサブ最適解】
無料で使えて、精度も実用十分です。
内蔵マイクで音を拾う仕組みのため、静かな環境なら問題なく使えます。
ステージや騒がしいスタジオでは使えません。
自宅練習のサブと割り切って、インストールしておくといいでしょう。
アプリはあくまでサブです。
本番・スタジオ・騒がしい場所では使えないことを覚えておきましょう。
チューナー選びでよくある失敗3つ
失敗①:基準音が440Hzじゃなくなっていた
チューナーのキャリブレーション(基準音)は、知らないうちに変わっていることがあります。
432Hzや442Hzにずれていると、どれだけ合わせてもズレた音になります。
定期的に設定を確認する習慣をつけましょう。
失敗②:安物を買って反応が鈍くストレスになった
1,000円以下のノーブランドチューナーは、針が安定するまでが遅いです。
普段の練習では許容できても、ステージでは焦りに直結します。
最初から3,000円以上のモデルを選んでおきましょう。
失敗③:リサイクルショップのカード型を買った
ジャンクコーナーで100円のカード型チューナー。
安さにつられて買うと、シールドが必要、場所を取る、持ち運べないという問題に直面します。
すぐに使わなくなる運命です。
よくある質問
Q. クリップ型とペダル型、結局どちらを買えばいいですか?
弾き語りやアコギ中心ならクリップ型です。
エレキでボードを組んでいるならペダル型が基本です。
両方使うシーンがあるなら、両方持っておくと安心です。
Q. スマホアプリだけで練習用チューナーを済ませてもいいですか?
自宅練習だけなら問題ありません。
ただし周囲の音を拾いやすく、ステージや騒がしいスタジオでは使えません。
本番用には専用チューナーを別に用意してください。
Q. 安いチューナーと高いチューナーの違いは何ですか?
一番の違いは反応速度と精度です。
安いモデルは、弦を弾いてから表示が安定するまで時間がかかります。
ステージでは焦りにつながります。
本番用には3,000円以上のモデルを推奨します。
Q. チューナーの基準音(キャリブレーション)は何Hzに合わせればいいですか?
特別な理由がなければ440Hzで問題ありません。
ボタンに触れて432Hzや442Hzにずれることがあります。
購入後や久しぶりに使うときは、設定を確認しましょう。
まとめ
- 弾き語り → クリップの「いいやつ」一択。反応速度が命(tc electronic UNITUNE CLIP)
- エレキ → ペダル型を一台ボードに入れておくと安心(BOSS TU-3)
- 初心者・コスパ重視 → 迷ったらクリップ(KORG Pitchclip 2)。アプリはサブで
- カード型・激安チューナーは買わなくていい
筆者:ギター歴15年。エレキ・アコギともに愛用。弾き語り・バンド演奏・宅録と幅広く経験しています。
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