【2025年最新】エリック・クラプトン使用ギター徹底解説|Brownie・Blackieと名器たち【年表付き】

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【2025年最新】エリック・クラプトン使用ギター徹底解説|Brownie・Blackieと名器たち【年表付き】

 

エリック・クラプトン(Eric Clapton)は、「Slowhand」の愛称で知られる世界的ギタリスト。

 

ブルースとロックを架け橋のように結びつけ、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズからクリーム(Cream)、そしてソロキャリアに至るまで、常に“ギターの音色”で時代を作り上げてきました。

 

クラプトンのサウンドを語る上で欠かせないのが、彼が愛用してきた伝説的なギターたちです。

 

特に有名なのが、デレク・アンド・ザ・ドミノス時代に使用したFender Stratocaster「Brownie」や、70年代以降の象徴となった「Blackie」。これらはオークションで高額落札され、現在は博物館級の価値を持つため入手は不可能です。

 

本記事では、クラプトンがキャリアを通じて愛用してきた代表的なギターを、年代ごとの使用楽曲やアルバムとともに徹底解説

 

 

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さらに、現在購入できるシグネチャーモデルや代替モデルも紹介し、ファンやギタリストが“クラプトンの音”に近づけるヒントを提供します。 

エリック・クラプトン使用ギター年表

年代 使用ギター 代表アルバム/楽曲
1965〜1966 Gibson Les Paul Standard(Beano期) 『Blues Breakers with Eric Clapton』/「Hideaway」
1964〜1968 Gibson ES-335 『Wheels of Fire』/「Crossroads」
1967〜1968 Gibson SG “The Fool” 『Disraeli Gears』/「Sunshine of Your Love」
1970〜1971 Fender Stratocaster「Brownie」 『Layla and Other Assorted Love Songs』/「Layla」
1974〜1985 Fender Stratocaster「Blackie」 『Slowhand』/「Wonderful Tonight」「Cocaine」
1988〜現在 Fender Eric Clapton Stratocaster(シグネチャーモデル) 『Journeyman』以降のライブ全般

代表的な使用ギター解説

Gibson Les Paul Standard(Beano期)

 

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1965〜1966年、クラプトンがJohn Mayall & The Bluesbreakers在籍時に使用していたのが、このGibson Les Paul Standard

 

アルバム『Blues Breakers with Eric Clapton』(通称“Beano Album”)で聴ける太く温かいトーンは、ブルースロックの礎とされています。

 

代表曲「Hideaway」「All Your Love」でのソロは、今なお多くのギタリストの教科書です。

Gibson ES-335(1964年製)

 

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クラプトンが長年手元に置き続けた数少ないギターのひとつが、この1964年製 Gibson ES-335

クリーム時代のライブ盤『Wheels of Fire』に収録された「Crossroads」での使用が有名で、力強いブルースロックサウンドを支えました。現在もクラプトン・ファンにとって憧れの一本です。

 

Gibson SG “The Fool”

 

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1967〜68年のクリーム期に使用。オランダのデザイン集団「The Fool」によってサイケデリックな塗装が施されたGibson SG Standardは、クラプトンのステージを鮮やかに彩りました。

 

代表曲は『Disraeli Gears』収録の「Sunshine of Your Love」。映像で観られるクラプトンの弾き姿は、60年代後半の象徴的シーンのひとつです。

Fender Stratocaster「Brownie」

 

1970年に入手した2トーンサンバーストのストラトキャスター。代表作『Layla and Other Assorted Love Songs』で使用され、特に「Layla」のリフはBrownieのサウンドそのものです。
1999年のオークションで約45万ドルで落札され、現在は個人コレクションとなっているため、実物の入手は不可能です。

Fender Stratocaster「Blackie」

 

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複数のヴィンテージ・ストラトを組み合わせて作られたクラプトンのメインギター。1974年から約10年にわたり愛用され、『Slowhand』収録の「Wonderful Tonight」「Cocaine」でその音色を確認できます。

 

 

2004年のオークションで約95万ドルという当時史上最高額で落札。現在は博物館級の価値を持ち、当然ながら一般流通はありません。

Fender Eric Clapton Stratocaster(シグネチャーモデル)

 

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1988年以降、クラプトン本人がライブで愛用しているのが、自身のシグネチャーモデルEric Clapton Stratocaster

 

特徴的なミッドブースト回路とTBXトーンコントロールにより、BrownieやBlackieを思わせるサウンドから現代的なトーンまで幅広くカバー可能。現在もFender正規ラインナップとして購入できます。

 

入手困難モデルと代替候補

クラプトンが実際に使用したオリジナルギターの多くは、現在入手困難です。特に「Brownie」と「Blackie」はオークションで高額取引され、今では博物館級のコレクション扱いとなっています。

  • Brownie:1999年に約45万ドルで落札。現在は個人コレクション。
  • Blackie:2004年に約95万ドルで落札。当時のギターオークション史上最高額。

 

こうした背景から、実際の演奏に使用することは不可能。そこでおすすめなのが、クラプトン本人も愛用しているFender Eric Clapton Stratocaster(シグネチャーモデル)です。

また、Gibson ES-335やSGは現行モデルやCustom Shop製がラインナップされており、クラプトンのサウンドに近づける実用的な選択肢となります。

 

筆者の体験談:クラプトンストラトを試奏してみた

実際にFender Eric Clapton Stratocasterを試奏したことがあります。特に印象的だったのは、内蔵されたミッドブースト回路

 

通常のストラトよりも音が前に抜け、ソロを弾いたときにバンドアンサンブルの中でしっかり存在感を出せました。

 

クリーントーンでは「Wonderful Tonight」のような甘い響き、ドライブを効かせれば「Layla」のような荒々しいトーンまで再現可能です。

 

クラプトン本人が実際に使用しているのも納得の1本で、「ストラトの王道サウンド」を体感できるギターだと感じました。

 

まとめと関連記事リンク

エリック・クラプトンのキャリアは、常にギターとともに歩んできました。

 

Beano期のLes Paul、ブルースを支えたES-335、サイケデリック期のSG、そしてBrownieからBlackieへ。これらのギターは単なる楽器ではなく、クラプトンの音楽史そのものを象徴しています。

 

オリジナルは入手不可能ですが、現行のEric Clapton StratocasterやGibsonモデルで、そのサウンドに近づけることは十分可能です。ぜひ試奏して、自分の音に取り入れてみてください。

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FAQ|クラプトン使用ギターに関するよくある質問

Q. エリック・クラプトンが最も愛用したギターは?

代表的なのはFender Stratocaster「Blackie」。1974年以降のライブやアルバムでメインギターとして使用されました。

Q. BrownieとBlackieの違いは?

Brownieは1970年に購入した2トーンサンバーストのストラトで、「Layla」で使用。Blackieは複数のストラトを組み合わせて作ったカスタムで、『Slowhand』期以降のメインギターです。

Q. Clapton Stratocasterは本人も使っている?

はい。1988年以降、エリック・クラプトン自身がライブで愛用しています。ミッドブースト回路が特徴で、オリジナル機材のトーンを再現可能です。

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