【2025年最新】ジョン・フルシアンテ使用ギター完全ガイド|年代別・名盤別に徹底解説

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【2025年最新】ジョン・フルシアンテ使用ギター徹底解説|1962ストラトから“Linda”まで【年表付き】

 

ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)は、Red Hot Chili Peppersの音を象徴するギタリスト。

 

その透明感のあるクリーントーンと、情熱的なプレイスタイルを支えてきたのが、彼が愛用してきた数々の名器たちです。

 

 

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本記事では、GroundGuitarやGuitar Worldなど一次情報をもとに、フルシアンテがキャリアを通じて愛用してきた象徴的ギター6本を年代順に徹底解説します。
なお、彼の音作りを支えるエフェクターについては以下の記事もあわせてどうぞ。
ジョン・フルシアンテのエフェクター完全ガイド|Red Hot Chili Peppersの音作りを再現しよう


ジョン・フルシアンテ使用ギター年表

年代 使用ギター 代表作品・特徴
1988–1992 1968 Fender Stratocaster
1966 Fender Jaguar
『Mother’s Milk』『Blood Sugar Sex Magik』期。Jaguarは「Under the Bridge」で使用。
1998–2002 1954 Fender Stratocaster 『Californication』録音でメイン使用。より明るくドライなトーン。
2002–2006 1962 Fender Stratocaster 『By the Way』『Stadium Arcadium』期の中核ギター。本人最愛の1本。
1999–2003 1957 Gretsch White Falcon 「Californication」「Otherside」「Tear」などで使用。Vincent Galloから借用。
2005–2010 1961 Fender Stratocaster(Fiesta Red) 『Stadium Arcadium』ツアー以降に活躍。第三のお気に入りStrat。
2022–現在 1963 Fender Stratocaster “Linda” 復帰後ツアーで使用。白のストラト、“Hendrix所有説”でも話題に。

ジョン・フルシアンテの象徴的ギター6選

1968 Fender Stratocaster|Mother’s Milk期の荒削りな衝動

 

1988年の加入直後から使用していた’68年製ストラト。『Mother’s Milk』期のライブでは、このギターを中心に演奏。

 

軽く歪ませたクリーンが特徴で、フルシアンテ初期の“若さと勢い”を感じる音色を生み出しました。

1966 Fender Jaguar|「Under the Bridge」を生んだ一本

 

『Blood Sugar Sex Magik』期に愛用。ミュージックビデオでも象徴的に登場するSherwood GreenカラーのJaguar。

 

繊細なシングルコイルの響きが、フルシアンテのメロディアスなコードワークを支えました。

1960 Fender Custom Telecaster|「Scar Tissue」「Can’t Stop」を支えた中期の核

 

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『Californication』のレコーディング前、1998年頃に購入した1960年製Fender Custom Telecaster。

 

三色サンバーストのボディにホワイトのバインディング、ローズ指板、そしてピックガードには象徴的な「F」文字が埋め込まれています。

 

このギターは「Scar Tissue」「Easily」「Can’t Stop」など数々の代表曲で使用され、
特に「Scar Tissue」のソロはこのTelecasterによって録音されたことで知られています。

 

本人はSyd BarrettとJimmy Pageに憧れてテレキャスターを手に入れたと語っており、
ストラトとは異なる太く乾いた中域が、90年代後期〜2000年代前半のフルシアンテ・トーンを形作りました。

 

このギターを使用した「Can’t Stop」期のサウンド再現には、
軽いオーバードライブを得意とするBOSS BD-2 Blues Driverとの組み合わせがおすすめです。
現行ではFender American Vintage II 60s TelecasterFender Vintera 60s Telecasterが近いキャラクターを持っています。

 

1962 Fender Stratocaster|フルシアンテの代名詞

 

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彼が「自分の一部」と語る’62 Strat。『By the Way』以降ほぼ全ツアーで使用。
ローズ指板とスラブボード構造による温かみのあるトーンは、フルシアンテ・サウンドの核心です。

 

この透明感のあるクリーンは、BOSS CE-1 Chorus Ensembleによる立体的な揺れが大きく寄与しています。

1957 Gretsch White Falcon|“Californication”の救世主

 

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Vincent Galloから借り受けた1957年製White Falcon。

 

「Californication」「Otherside」などで重要な役割を果たし、RHCPが楽曲を完成させるきっかけとなったギター。

 

Filter’Tronピックアップと厚いボディが、広がりのあるリバーブサウンドを支えました。

 

1961 Fender Stratocaster(Fiesta Red)|Stadium Arcadium期の主役

 

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2005年頃に入手したFiesta Redフィニッシュのストラト。
『Stadium Arcadium』ツアーで多用され、’62 Stratのバックアップ的存在として活躍しました。
2020年代に入ってもなお現役の一本です。

 

明るく開放的なトーンは、ノエル・ギャラガーのOasis期サウンドにも近いブリットポップ的ニュアンスを感じさせます。

1963 Fender Stratocaster “Linda”|現行フルシアンテのメインギター

 

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2022年のUnlimited Loveツアーで初登場。白のストラト“Linda”は、一部で「ジミ・ヘンドリックス所有」と報じられたが、ヘッドロゴ位置の違いから別個体と見られている。

 

2023年の日本公演でも実使用を確認(筆者実見)。摩耗したホワイトの外観と、抜けの良いクリーン〜クランチが復帰後サウンドの象徴となっている。

 


その他の使用ギター(諸説あり)

  • Ibanez RG760(初期ライブ用)
  • Gibson Les Paul Custom(Stadium Arcadiumで一部使用)
  • Fender Duo-Sonic(「Under the Bridge」作曲時)
  • Yamaha SG2000(ソロ期)

現行モデルで再現できるおすすめギター比較表

オリジナルモデル 現行近似モデル 特徴 参考価格
1962 Fender Stratocaster Fender Vintera 60s Stratocaster 温かい中域とビンテージ感のあるトーン 約18万円
1954 Fender Stratocaster Fender American Vintage II ’54 Stratocaster 明るくクリスピーな高域 約32万円
1966 Fender Jaguar Squier Classic Vibe ’60s Jaguar Jaguar特有のショートスケール感と煌めき 約7万円
Gretsch White Falcon Gretsch G6136T Players Edition Falcon Filter’Tronの艶やかなクリーン 約45万円

FAQ|ジョン・フルシアンテ使用ギターのよくある質問

あわせて読みたい:エフェクターを使わないギタリスト4選|“手”と“アンプ”だけで成り立つ究極のサウンド


参考文献・出典

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