【2025年最新】ジョン・フルシアンテ使用ギター徹底解説|1962ストラトから“Linda”まで【年表付き】
ジョン・フルシアンテ(John Frusciante)は、Red Hot Chili Peppersの音を象徴するギタリスト。
その透明感のあるクリーントーンと、情熱的なプレイスタイルを支えてきたのが、彼が愛用してきた数々の名器たちです。
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- ジョン・フルシアンテ使用ギター年表
- ジョン・フルシアンテの象徴的ギター6選
- 1968 Fender Stratocaster|Mother’s Milk期の荒削りな衝動
- 1966 Fender Jaguar|「Under the Bridge」を生んだ一本
- 1960 Fender Custom Telecaster|「Scar Tissue」「Can’t Stop」を支えた中期の核
- 1962 Fender Stratocaster|フルシアンテの代名詞
- 1957 Gretsch White Falcon|“Californication”の救世主
- 1961 Fender Stratocaster(Fiesta Red)|Stadium Arcadium期の主役
- 1963 Fender Stratocaster “Linda”|現行フルシアンテのメインギター
- その他の使用ギター(諸説あり)
- 現行モデルで再現できるおすすめギター比較表
- FAQ|ジョン・フルシアンテ使用ギターのよくある質問
- 参考文献・出典
ジョン・フルシアンテ使用ギター年表
年代 | 使用ギター | 代表作品・特徴 |
---|---|---|
1988–1992 | 1968 Fender Stratocaster 1966 Fender Jaguar |
『Mother’s Milk』『Blood Sugar Sex Magik』期。Jaguarは「Under the Bridge」で使用。 |
1998–2002 | 1954 Fender Stratocaster | 『Californication』録音でメイン使用。より明るくドライなトーン。 |
2002–2006 | 1962 Fender Stratocaster | 『By the Way』『Stadium Arcadium』期の中核ギター。本人最愛の1本。 |
1999–2003 | 1957 Gretsch White Falcon | 「Californication」「Otherside」「Tear」などで使用。Vincent Galloから借用。 |
2005–2010 | 1961 Fender Stratocaster(Fiesta Red) | 『Stadium Arcadium』ツアー以降に活躍。第三のお気に入りStrat。 |
2022–現在 | 1963 Fender Stratocaster “Linda” | 復帰後ツアーで使用。白のストラト、“Hendrix所有説”でも話題に。 |
ジョン・フルシアンテの象徴的ギター6選
1968 Fender Stratocaster|Mother’s Milk期の荒削りな衝動
1988年の加入直後から使用していた’68年製ストラト。『Mother’s Milk』期のライブでは、このギターを中心に演奏。
1966 Fender Jaguar|「Under the Bridge」を生んだ一本
『Blood Sugar Sex Magik』期に愛用。ミュージックビデオでも象徴的に登場するSherwood GreenカラーのJaguar。
繊細なシングルコイルの響きが、フルシアンテのメロディアスなコードワークを支えました。
1960 Fender Custom Telecaster|「Scar Tissue」「Can’t Stop」を支えた中期の核
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『Californication』のレコーディング前、1998年頃に購入した1960年製Fender Custom Telecaster。
このギターは「Scar Tissue」「Easily」「Can’t Stop」など数々の代表曲で使用され、
特に「Scar Tissue」のソロはこのTelecasterによって録音されたことで知られています。
ストラトとは異なる太く乾いた中域が、90年代後期〜2000年代前半のフルシアンテ・トーンを形作りました。
このギターを使用した「Can’t Stop」期のサウンド再現には、
軽いオーバードライブを得意とするBOSS BD-2 Blues Driverとの組み合わせがおすすめです。
現行ではFender American Vintage II 60s TelecasterやFender Vintera 60s Telecasterが近いキャラクターを持っています。
1962 Fender Stratocaster|フルシアンテの代名詞
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ローズ指板とスラブボード構造による温かみのあるトーンは、フルシアンテ・サウンドの核心です。
この透明感のあるクリーンは、BOSS CE-1 Chorus Ensembleによる立体的な揺れが大きく寄与しています。
1957 Gretsch White Falcon|“Californication”の救世主
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Vincent Galloから借り受けた1957年製White Falcon。
「Californication」「Otherside」などで重要な役割を果たし、RHCPが楽曲を完成させるきっかけとなったギター。
1961 Fender Stratocaster(Fiesta Red)|Stadium Arcadium期の主役
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2005年頃に入手したFiesta Redフィニッシュのストラト。
『Stadium Arcadium』ツアーで多用され、’62 Stratのバックアップ的存在として活躍しました。
2020年代に入ってもなお現役の一本です。
明るく開放的なトーンは、ノエル・ギャラガーのOasis期サウンドにも近いブリットポップ的ニュアンスを感じさせます。
1963 Fender Stratocaster “Linda”|現行フルシアンテのメインギター
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2022年のUnlimited Loveツアーで初登場。白のストラト“Linda”は、一部で「ジミ・ヘンドリックス所有」と報じられたが、ヘッドロゴ位置の違いから別個体と見られている。
その他の使用ギター(諸説あり)
- Ibanez RG760(初期ライブ用)
- Gibson Les Paul Custom(Stadium Arcadiumで一部使用)
- Fender Duo-Sonic(「Under the Bridge」作曲時)
- Yamaha SG2000(ソロ期)
現行モデルで再現できるおすすめギター比較表
オリジナルモデル | 現行近似モデル | 特徴 | 参考価格 |
---|---|---|---|
1962 Fender Stratocaster | Fender Vintera 60s Stratocaster | 温かい中域とビンテージ感のあるトーン | 約18万円 |
1954 Fender Stratocaster | Fender American Vintage II ’54 Stratocaster | 明るくクリスピーな高域 | 約32万円 |
1966 Fender Jaguar | Squier Classic Vibe ’60s Jaguar | Jaguar特有のショートスケール感と煌めき | 約7万円 |
Gretsch White Falcon | Gretsch G6136T Players Edition Falcon | Filter’Tronの艶やかなクリーン | 約45万円 |
FAQ|ジョン・フルシアンテ使用ギターのよくある質問
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参考文献・出典
- GroundGuitar – John Frusciante’s Gear
- Guitar World Interview (2022)
- Funky Monks Documentary (1991)
- Invisible-Movement.net – John Frusciante Fansite
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