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ギタースタンドは「立てかけられれば何でもいい」と思われがちです。
ですが選び方には注意が必要です。大切なギターのラッカー塗装を傷めたり、倒れて高額な修理費がかかったりします。
この記事では、一台用・複数本用・壁掛けの3タイプに分けておすすめ8選を紹介します。
筆者が実際に使っているモデルも取り上げます。
結論は、「何本置くか」と「床を使えるか」で決めることです。
迷ったら、1本用の三脚型を1台そろえるのが無難です。
なお「ヨーク」とは、ギターのネックを支えるアームのことです。
- ギタースタンドおすすめ8選の比較表
- 一台用・複数本用・壁掛けの選び分け方
- ラッカー塗装を白濁させないための注意点
- 賃貸でも壁掛けを設置する方法
- 筆者が実際に使っているスタンドのレビュー
ギタースタンドおすすめ8選 比較表
まずは全8モデルを一覧で比較します。
気になるモデル名をタップすると、個別解説へジャンプできます。
掲載順は、使いやすさと用途の広さを軸にした目安です。
| 順位・モデル | タイプ | 収納本数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 Hercules GS414B PLUS | 三脚型 | 1本 | 自動ロックで安定感が高い |
| 2位 Hercules GSP39HB PLUS | 壁掛け | 1本 | 筆者使用・床を一切使わない |
| 3位 CLASSIC PRO GST4 | 複数本 | エレキ4本 | コスパ重視・折りたたみ可能 |
| 4位 Donner DS-3 | A型(木製) | 1本 | 組み立て不要・入門向け |
| 5位 GUITTO GGS-01 | A型(軽量) | 1本 | 約450gの超軽量 |
| 6位 Hercules GS525B | ラック型 | 5〜10本 | 筆者使用・SFFフォーム採用 |
| 7位 Gator Rok-Itシリーズ | ラック型 | 3・5・7本 | 折りたたんで持ち運べる |
| 8位 Hercules GSP38WBPLUS | 壁掛け | 1本 | 下地にネジ固定する壁掛け |
迷ったら「何本置くか」と「床を使えるか」の2点だけ先に決めてください。
この2点でタイプがほぼ絞り込めます。
ギタースタンドの選び方4つのポイント
価格だけで選ぶと失敗しやすいアイテムです。
以下の4点を順番に確認してください。
1.設置タイプを決める
最初に決めるべきは設置タイプです。
置く本数とスペースで、選ぶべき種類はほぼ決まります。
| ニーズ | おすすめタイプ |
|---|---|
| 1本だけコンパクトに置きたい | A型・三脚型スタンド |
| 複数本まとめて管理したい | 複数本対応スタンド・ラック |
| 床を広く使いたい | 壁掛けハンガー |
2.ネックを支えるヨークの有無を見る
ネック部分をホールドするヨーク(アーム)があるかどうかで、安定感が大きく変わります。
ヨークなしのA型は、オフセット系ギターだと倒れやすくなります。
ジャズマスターやジャガーを使う方は、三脚型か壁掛けを選んでください。
3.ラッカー塗装への対応を確認する
GibsonやFenderの一部モデルは、ニトロセルロースラッカー塗装です。
このラッカーはPVCやゴム素材と化学反応を起こします。
白濁・溶解(スタンドラッシュ)が発生することがあります。高価なギターをお持ちの方は必ず確認してください。
「ニトロセルロース対応」と明記されたモデルを選びましょう。
「SFFフォーム」は、メーカーが「大半の塗装と反応しない」と説明するフォームです。
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対応品でない場合は、接触部分にやわらかい布を挟む方法もあります。
ただし、確実に防げるとは限りません。
4.湿度管理とセットで考える
スタンドに置いたギターは、ケース保管より乾燥の影響を受けやすくなります。
特にアコギは、湿度45〜55%の維持が目安とされています。
乾燥する季節は、サウンドホール用ヒューミディファイアーと組み合わせて使うことをおすすめします。
本数別のおすすめ|2本・3本・4本以上
複数本を置きたい方は、本数で選ぶと迷いません。
| 本数 | おすすめ |
|---|---|
| 2本 | 1本用のスタンドを2台(Hercules GS414B PLUSなど) |
| 3本 | Gator Rok-Itの3本用 |
| 4本 | CLASSIC PRO GST4(エレキ4本) |
| 5本以上 | Hercules GS525B、またはGator Rok-Itの5・7本用 |
筆者は、Hercules GS525Bに4本以上のギターを立てています。
3本以上持っているなら、個別スタンドを並べるより複数本用のほうが場所を取りません。
ギタースタンドおすすめ8選
ここからは各モデルを個別に解説します。
Hercules GS414B PLUS
Hercules GS414B PLUS

出典:サウンドハウス
三本足で支える三脚型の定番モデルです。
ギターを置くとヨークが自動でロックされる「Auto Grip System」を搭載しています。
高さ調整の幅が広く、ベースにも対応できます。
- Auto Grip Systemでネックを自動ロック
- ベースにも対応する高さ調整幅
- ヨーク付きでオフセット系も安定
- 折りたたんで持ち運び可能
Hercules GSP39HB PLUS【筆者使用】
Hercules GSP39HB PLUS【筆者使用】

筆者撮影
筆者が実際に使っている壁掛けハンガーです。
掛けるだけでヨークが自動ロックされるAuto Grip Systemを搭載しています。
床のスペースを一切使わず、ギターをインテリアとして飾れます。
- 掛けるだけで自動ロック
- 床面積をまったく使わない
- 穴を開けない固定でも、筆者のレスポールは落ちていない
CLASSIC PRO GST4
CLASSIC PRO GST4

出典:サウンドハウス
エレキギター4本、またはアコギ3本を一台にまとめられるスタンドです。
サイズは57×41×75cmとコンパクトに収まります。
足が折りたたみ式なので、ライブ会場への持ち運びもできます。
- エレキ4本 / アコギ3本まで収納可能
- 足が折りたたみ式で持ち運べる
- シンプルなデザインでギターが映える
- 57×41×75cmで場所を取らない
サポート部はPVC素材です。
ニトロセルロース塗装のギターには、布を挟むなどの対策が必要です。
Donner DS-3
Donner DS-3
木製フレームのA型スタンドです。
アコギからエレキまで対応し、折りたたみ式で組み立ても不要です。
価格が手頃なので、初めての1台としておすすめします。
A型は首部分のサポートがないモデルが大半です。
ジャズマスターなどのオフセット系ギターは倒れやすいので注意してください。
- 木製フレームでインテリアに馴染む
- 組み立て不要ですぐ使える
- アコギ・エレキ兼用
- 価格が手頃で入門に最適
GUITTO GGS-01
GUITTO GGS-01
A型の中でも群を抜いて軽い超軽量モデルです。
重さは約450gで、持ち運びに向いた軽量モデルです。
スタジオやライブに毎回スタンドを持ち込みたい方に向いています。
- 約450gの超軽量設計
- ギグバッグに収まるサイズ
- スタジオ・ライブ用のサブに最適
Hercules GS525B【筆者使用】
Hercules GS525B【筆者使用】
5本収納で、最大10本まで拡張できるラック型です。
収納部分にはSFFフォームが使われています。
メーカーは、ニトロセルロースを含む大半の塗装と反応しないフォームだと説明しています。
本数が多く、コレクションが多い方に向いています。
- 5本収納で、別売パーツを使えば最大10本まで拡張可能
- 大半の塗装と反応しないとされるSFFフォーム
Gator Rok-Itシリーズ
Gator Rok-Itシリーズ
折りたたみ式のラック型で、3本・5本・7本の3サイズ展開です。
使わないときはコンパクトにたためます。
スタジオやライブへ持ち出す機会が多い方に向いています。
- 3・5・7本から本数を選べる
- 折りたたんで収納・運搬できる
- スタジオ常備用にも使いやすい
Hercules GSP38WBPLUS
Hercules GSP38WBPLUS

出典:サウンドハウス
壁の下地にネジで直接固定する、穴あけタイプの壁掛けハンガーです。
掛けた重力でヨークが自動ロックされるAuto Grip Systemを搭載しています。
ペットや子どもがいる家庭でも使いやすい固定方法です。
石膏ボード用アンカーだけでは不十分です。
レスポールのような重いギターの荷重に耐えられず抜けることがあります。
設置前に必ず下地センサーで柱の位置を確認してください。
- 柱にネジ止めするため、固定が安定しやすい
- Auto Grip Systemで自動ロック
- 床スペースを完全に節約できる
賃貸で壁掛けを使う方法
賃貸で壁に穴を開けられない方も、壁掛けを諦める必要はありません。
壁に穴を開けずに設置した柱に、ハンガーを取り付ける方法があります。
メッシュ状のパネルに掛ける方法もあります。
たとえばラブリコやディアウォールで柱を立て、そこにハンガーを固定する使い方です。
退去時に原状回復できるのがメリットです。
ただし、取付方式はハンガーの型番で違います。
GSP39HB PLUSは、メッシュ(グリッド)に取り付けるタイプです。
柱にネジ止めするのは、ウッドベース型のGSP38WB PLUSです。
ハンガーの耐荷重は、どちらも7kgです。
柱や設置具の耐荷重も、必ず確認してください。
ネジの緩みは、ときどき点検しましょう。
ギタースタンドのよくある質問
スタンドに立てかけっぱなしでも大丈夫ですか?
基本的には問題ありません。
ただしケース保管より乾燥や紫外線の影響を受けやすくなります。
直射日光の当たらない場所に置き、湿度は45〜55%を目安に管理してください。
ラッカー塗装のギターでも使えますか?
「ニトロセルロース対応」「SFFフォーム使用」と明記されたモデルが候補です。
それでも、ギターごとの取扱説明は確認してください。
非対応品を使う場合は、接触部分にやわらかい布を挟んでください。
放置すると白濁や塗装の溶解が起こることがあります。
安いスタンドと高いスタンドは何が違いますか?
主な違いはヨークの機構と接触面の素材です。
安価なモデルはヨークがなく、素材もラッカー非対応であることが多くなります。
高価なモデルは自動ロック機構と対応フォームを備え、結果的にギターを守りやすくなります。
ベースにも使えますか?
高さ調整幅の広いモデルなら使えます。
Hercules GS414B PLUSは調整範囲が広く、ベースにも対応します。
A型の一部はサイズが合わないことがあるので、事前に対応表記を確認してください。
複数本用と個別スタンド、どちらがおすすめですか?
3本以上持っているなら複数本用をおすすめします。
個別スタンドを並べるより床面積が小さく済み、見た目もすっきりします。
1〜2本なら個別スタンドで十分です。
まとめ
ギタースタンドは一度買えば長く使えるアイテムです。
「安定性」「スペース効率」「塗装への影響」の3点を軸に選んでください。
- 1本だけ置きたい → Hercules GS414B PLUS(三脚型)
- 床を使いたくない → Hercules GSP39HB PLUS(筆者が使っている壁掛け)
- 複数本まとめたい → CLASSIC PRO GST4
- とにかく安く始めたい → Donner DS-3
- ラッカー塗装のギターがある → Hercules GS525BなどSFFフォーム採用品
迷ったときは、まず1本用の三脚型を1台だけ用意してください。
ギターが増えてきたタイミングで、複数本用や壁掛けへ移行するのが失敗の少ない進め方です。
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