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この記事でわかること
- メンテナンス用品の4つのタイプと、それぞれの使いどころ
- 指板の仕上げによる選び方の注意点
- 定番のDunlop・MusicNomadから老舗Martinまでの比較
- ボディ・指板・弦・フレット、パーツ別のお手入れ方法
タイプ別おすすめ4選
- Dunlop 654 Formula 65:ボディの艶出しはまずこれ。定番のポリッシュ&クリーナー
- MusicNomad F-ONE Oil:ローズウッド・エボニー指板の乾燥対策に
- GHS Fast Fret:弦の滑りをよくして寿命も延ばす定番アイテム
- Ernie Ball Wonder Wipes:とにかく手軽に済ませたい人向け
公開日:2026年9月18日
ギターメンテナンス用品とは?──初心者のための基礎知識

ギターメンテナンス用品とは、ボディ・指板・弦・フレットの汚れや乾燥をケアする道具のことです。
皮脂や汗、ホコリは弾くたびに少しずつ蓄積します。
放置すると、見た目のくすみだけでなく弦の寿命や指板の状態にも影響します。
用品には大きく分けて以下の4タイプがあり、ケアするパーツが異なります。
ボディ用ポリッシュ/ワックス型
拭くだけでボディの皮脂やくすみを落とし、艶と保護膜を作るタイプです。
塗装面(グロス・サテン)向けで、扱いやすいスプレー・液体タイプが主流です。
代表モデル:Dunlop 654/Martin Polish
ほかにD'Addario PolishやMusicNomad Waxも同じ方式です。
指板用オイル/コンディショナー型
塗装のないローズウッドやエボニー指板に、油分を補って乾燥を防ぐタイプです。
代表モデル:Dunlop レモンオイル/MusicNomad F-ONE Oil
注意:指板用オイルは塗装済みの指板には使えません。多くのメイプル指板はこれに該当します。使う前に自分のギターの指板が塗装ありかどうかを必ず確認してください。
弦・フレット専用ケア型
弦の潤滑・寿命対策と、金属フレットの酸化除去を専門に行うタイプです。
代表モデル:GHS Fast Fret(弦潤滑)
フレット磨きの代表格はMusicNomad FRINE Fret Polishです。
万能・携帯型
溶剤を使わず物理的に汚れを取るツールや、1枚で複数の役割を済ませるワイプタイプです。
手軽さを重視する人向けです。
代表モデル:MusicNomad Nomad Tool
ワイプ形式ではErnie Ball Wonder Wipesが定番です。
メンテナンス用品の選び方──失敗しない3つの判断軸

10点の中からベストを選ぶために、まず以下の3点を整理しておくと迷いにくくなります。
step
1どのパーツをケアしたいか
ボディの艶出しならポリッシュ・ワックス型。
指板の乾燥対策ならオイル型。
弦の滑りやフレットのくすみが気になるなら、専用ケア型を選びます。
step
2指板の仕上げを確認する
塗装なしのローズウッド・エボニーなら、オイルで潤いを補えます。
塗装済みのメイプルなど、光沢のある指板にはオイルを使いません。
ポリッシュでの拭き上げにとどめてください。
step
3手軽さ重視か、本格ケアか
ワイプ1枚で済ませたいなら携帯型。
パーツごとに使い分けたいなら、専用アイテムをそろえる本格派向けの構成にします。
ギターメンテナンス用品 厳選10モデル解説
① Dunlop 654 Formula 65|定番のボディポリッシュ
拭くだけで汚れを落とし、薄い保護膜でツヤを保つ定番ポリッシュ。
積み重なるベタつきがなく、日常使いに向いています。
- タイプ:ボディ用ポリッシュ/ワックス型
- 対応:グロス・サテン塗装ボディ
- 容量:4oz(約118ml)
💡 推しポイント:まず1本目に選んで失敗しない定番。
こんな人におすすめ
初めてポリッシュを選ぶ人。
日常的なお手入れを習慣にしたい人。
② Dunlop Fretboard 65 Lemon Oil|指板の定番オイル
乾燥した指板に油分を補い、グリムを除去する定番のレモンオイル。
塗装済みのメイプル指板には使用できません。
- タイプ:指板用オイル/コンディショナー型
- 対応:塗装なしのローズウッド・エボニー指板
- 容量:4oz(約118ml)
💡 推しポイント:指板の乾燥対策の定番、まずこれで十分。
こんな人におすすめ
ローズウッドやエボニー指板のギターを使っている人。
弦交換のタイミングで指板もケアしたい人。
③ GHS Fast Fret|弦の滑りをよくする潤滑剤
弦に直接塗って潤滑させ、指の滑りをよくする定番アイテム。
弦の寿命を延ばす効果もあります。
- タイプ:弦・フレット専用ケア型
- 対応:エレキ・アコギ・ベース全般
- 形状:アプリケーター一体型(スプレーではない)
💡 推しポイント:弾き心地の変化をすぐ実感できる。
こんな人におすすめ
運指を軽くしたい人。
弦の寿命をなるべく延ばしたい人。
④ MusicNomad FRINE Fret Polish(MN104)|フレット専用の磨き上げ
微粒子の研磨成分で、酸化してくすんだ金属フレットを鏡面に磨き上げます。
石油系成分を含まず、指板に付着しても安心です。
- タイプ:弦・フレット専用ケア型
- 対応:全金属フレット
- 容量:30ml
💡 推しポイント:フレットだけ見違えるように輝く。
こんな人におすすめ
中古ギターのフレットのくすみが気になる人。
指板ケアと合わせて本格的にお手入れしたい人。
⑤ MusicNomad Guitar Wax(MN102)|艶を長持ちさせるカルナバワックス
ブラジル産の高級カルナバワックスで、微細なキズを埋めながら艶を出すタイプ。
UVプロテクト機能もあり、日焼けによる退色対策にもなります。
- タイプ:ボディ用ポリッシュ/ワックス型
- 対応:すべての塗装面
- 特徴:非研磨・アコースティックにも使用可
💡 推しポイント:艶の持続力がポリッシュより長い。
こんな人におすすめ
仕上げの艶にこだわりたい人。
紫外線による退色を防ぎたい人。
⑥ MusicNomad F-ONE Oil(MN105)|天然オイルブレンドの指板コンディショナー
レモンオイル成分やワックス、シリコンを含まない天然オイルブレンド。
クリーニングとコンディショニングを1本でこなせます。
- タイプ:指板用オイル/コンディショナー型
- 対応:塗装なしのローズウッド・エボニー・ダークウッド指板
- 容量:2oz(約59ml)
💡 推しポイント:レモンオイル不使用でも指板がしっとり仕上がる。
こんな人におすすめ
成分にもこだわって指板ケアをしたい人。
⑦ MusicNomad Nomad Tool Set|万能クリーニングツール
マイクロファイバーパッドで、弦の上下やハードウェアの隙間の汚れを物理的にかき出すツール。
溶剤を使わないので出先でも気軽に使えます。
- タイプ:万能・携帯型
- 対応:弦・ハードウェア・ピックアップ周り
- 構成:Nomad Tool+Nomad Slimの2点セット
💡 推しポイント:液体を使わないので気兼ねなく持ち歩ける。
こんな人におすすめ
弦交換のたびに手軽にケアしたい人。
ライブや練習の合間に使える道具が欲しい人。
⑧ Martin Guitar Polish|老舗ブランドの定番ポリッシュ
カルナバワックス配合で、洗浄と艶出しを同時にこなす老舗Martinのポリッシュ。
アコースティックギターのオーナーに特に人気です。
- タイプ:ボディ用ポリッシュ/ワックス型
- 対応:グロス塗装ボディ(サテン専用モデルは別売)
- 容量:4oz(約118ml)
💡 推しポイント:老舗ブランドならではの安心感。
こんな人におすすめ
アコースティックギターをメインで使う人。
Martinブランドで統一したい人。
⑨ D'Addario Deep Cleaning Cream|頑固な汚れ向けの本格クリーム
クリームタイプで、長年蓄積した頑固な皮脂やくすみをしっかり落とします。
弦メーカーとして名高いD'Addarioのお手入れラインです。
- タイプ:ボディ用ポリッシュ/ワックス型
- 対応:グロス塗装ボディ
- 特徴:クリーム状で頑固な汚れに強い
💡 推しポイント:しばらく放置していたギターの復活に向いている。
こんな人におすすめ
中古で購入したギターの汚れが気になる人。
久しぶりに手入れするギターがある人。
⑩ Ernie Ball Wonder Wipes|1枚で済む携帯用ワイプ
指板用・ボディ用・弦用の3種類が個包装になったワイプタイプ。
ボトルもクロスも不要で持ち運べます。
- タイプ:万能・携帯型
- 対応:ボディ・指板・弦(3種セット)
- 形状:個包装ワイプ
💡 推しポイント:ボトル要らずでケースにそのまま入れられる。
こんな人におすすめ
ライブや遠征先で手軽にケアしたい人。
複数アイテムを持ち歩きたくない人。
結局、どう選べばいいのか|筆者の結論

メイプルならポリッシュで拭くだけ、と使い分けています。
後悔しない選び方の順番
- 1 まずボディ用ポリッシュで拭き上げを習慣化|Dunlop 654 / Wonder Wipes
- 2 指板の仕上げを確認してからオイルを検討|MusicNomad F-ONE Oil(塗装なしのみ)
- 3 気になるパーツが増えたら専用ケアを追加|弦とフレットの専用品
メンテナンス用品は使えば使うほど良い、というものではありません。
指板用オイルを塗装済みの指板に使うと、白く曇ったり変色したりすることがあります。
研磨成分入りのポリッシュを頻繁に使いすぎると、塗装を傷める場合もあります。
パーツと仕上げに合った用品を、必要な頻度だけ使うのが基本です。
ギターメンテナンス用品のよくある質問
Q1. どのくらいの頻度でお手入れすればいい?
A. ボディの拭き上げは弾いた後の習慣にするのがおすすめです。
指板オイルは弦交換のタイミング(2〜3か月に1回程度)で十分です。
フレット磨きは、くすみが気になったときだけで問題ありません。
Q2. 指板の仕上げが分からない場合は?
A. 光沢があり塗装が見える指板はオイルを使いません。
木目が見えてマットな質感の指板は、塗装なしのローズウッドやエボニーの可能性が高いです。
判断に迷う場合は、まずポリッシュでの拭き上げにとどめてください。
なお、ギター全般のお手入れ用品については別記事の
ギタークロスおすすめ10選
もあわせて参考にしてください。
Q3. レモンオイルとF-ONE Oilの違いは?
A. どちらも塗装なしの指板向けコンディショナーです。
レモンオイルは柑橘系オイルをベースにしたクラシックな配合です。
F-ONE Oilはレモンオイル成分を含まない天然オイルブレンドです。
より低刺激な仕上がりを求める人に向いています。
Q4. ワイプタイプと液体タイプ、どちらがいい?
A. 手軽さを取るならワイプ、コストパフォーマンスを取るなら液体タイプです。
Wonder Wipesのようなワイプは持ち運びやすく、使用量の調整もいりません。
液体タイプは1本あたりの使用回数が多く、長期的には割安になりやすいです。
Q5. フレット磨きは自分でやって大丈夫?
A. 専用のフレット磨きなら、自分でのお手入れで問題ありません。
研磨力の強いコンパウンドや紙やすりは、指板やフレットを傷つける恐れがあります。
専用品以外の使用は避けてください。
ギターメンテナンス用品 全10モデル横断比較表
| モデル名 | タイプ | 対応パーツ/指板 | 容量 | 価格帯(税込目安) |
|---|---|---|---|---|
| Dunlop 654 Formula 65 | ボディポリッシュ | グロス・サテン塗装ボディ | 4oz | ¥1,300〜1,600 |
| Dunlop Fretboard 65 Lemon Oil | 指板オイル | 塗装なしローズウッド・エボニー | 4oz | ¥1,000〜1,200 |
| GHS Fast Fret | 弦潤滑剤 | 弦全般 | 1本 | ¥900〜1,100 |
| MusicNomad FRINE Fret Polish | フレット磨き | 金属フレット | 30ml | ¥1,000〜1,800 |
| MusicNomad Guitar Wax | ボディワックス | すべての塗装面 | 4oz | ¥1,650〜2,200 |
| MusicNomad F-ONE Oil | 指板オイル | 塗装なしローズウッド・エボニー | 2oz | ¥1,200〜1,500 |
| MusicNomad Nomad Tool Set | 万能ツール | 弦・ハードウェア | 2点セット | ¥2,780〜3,980 |
| Martin Guitar Polish | ボディポリッシュ | グロス塗装ボディ | 4oz | ¥3,000〜3,500 |
| D'Addario Deep Cleaning Cream | ボディポリッシュ | グロス塗装ボディ | 1本 | ¥1,000〜1,300 |
| Ernie Ball Wonder Wipes | 万能ワイプ | ボディ・指板・弦 | 6枚入 | ¥1,500〜2,000(海外通販中心) |
メンテナンス用品はこんな人におすすめ
- 最初の1本はDunlop 654。ボディの拭き上げを習慣にするのが最短ルート
- 指板の乾燥が気になったらMusicNomad F-ONE Oil。ただし塗装済み指板には使わない
- 弾き心地を軽くしたいならGHS Fast Fret
- 手軽さ重視ならErnie Ball Wonder Wipesでボトル・クロス不要に
- 「まずボディ → 指板の仕上げ確認 → 気になるパーツを追加」の順番が後悔しない選び方
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