この記事で分かること
- 金具交換式・非侵襲式・ラバー式の3種類の違い
- ギター歴15年が実際に使ったおすすめ製品
- レスポール・SG・ビンテージ別の最適解
- 取付・メンテナンスの注意点(落下事故を防ぐ)
こんな人に読んでほしい
- ライブ中にギターが落ちないか不安な人
- レスポールやSGなど重めのギターを使っている人
- ビンテージギターに穴を開けたくない人
- とにかく安く手軽に落下防止をしたい人
ギターのストラップが外れてギターが落下する——そんな事故は決して他人事ではありません。標準のストラップピンは差し込むだけの構造で、演奏中の動きや振動で簡単に外れることがあります。
ストラップロックはその「外れ」を防ぐためのパーツです。数百円から買えるものもあり、大切なギターを守るためのコスパ最強の投資といえます。まだ付けていないギタリストは、今すぐ導入を検討してください。
※本記事の価格は2026年5月時点の参考価格です。変動する場合があります。最新価格はリンク先でご確認ください。
ストラップロックは3種類ある
ストラップロックには大きく分けて3種類あります。まずここを理解しておくと、自分に合ったタイプが選びやすくなります。
①金具交換式(メカニカルロック)
既存のストラップピンをドライバーで外し、専用のロック機構付きピンに交換するタイプです。SchallerやJim Dunlopが代表的なブランドで、ライブやステージでの使用に最も向いています。固定力は最高水準ですが、取り付け作業が必要で価格も約2,000〜4,000円と高めです。
②非侵襲式プラスチック
既存ピンにスナップオンで装着するプラスチック製ロックです。工具不要でビンテージギターにも加工なしで使えます。ラバー式より固定力が高く、1つのストラップを複数のギターでワンタッチ着脱できる利便性も魅力です。D'Addario Dual-Lockが代表的な製品で、約500円前後で購入できます。
③ラバー式(ストラップブロック)
既存のストラップピンに後付けするゴム製のワッシャーです。ピンにゴムを通してストラップの上から噛ませるだけで落下を防げます。工具不要・数百円という手軽さが最大の魅力で、ビンテージギターへの加工も不要です。
| 金具交換式 | 非侵襲式プラスチック | ラバー式 | |
|---|---|---|---|
| 価格(目安) | 約2,000〜4,000円 | 約500円 | 数百円〜約500円 |
| 固定力 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
| 取り付け | ドライバー必要 | 工具不要 | 工具不要・10秒 |
| ビンテージ対応 | △ | ○ | ○ |
| 向いてる人 | ライブ・重量ギター | ビンテージ・複数本持ち | まず試したい人 |
ストラップロックの選び方3つの基準
1. ギターの重さで選ぶ
| ギタータイプ | 重量目安 | 推奨タイプ |
|---|---|---|
| レスポール・SG・ベース | 3.5kg以上 | 金具交換式(Dunlop / Schaller) |
| ストラト・テレキャス | 3kg前後 | 金具交換式またはラバー式 |
| ビンテージ・アコギ | - | 非侵襲式またはラバー式 |
2. 使用シーンで選ぶ
ライブ・ステージで激しく動く場合は金具交換式が安心です。自宅練習メインなら、ラバー式や非侵襲式でも十分な固定力があります。
3. 価格・手軽さで選ぶ
「とにかく今すぐ落下を防ぎたい」なら数百円のラバー式一択です。本格的な固定力を求めるなら金具交換式へ。
ストラップロックおすすめ製品レビュー
【ラバー式】まず試すならこれ|数百円で今日から安心
「とにかく落下を防ぎたい」という人はラバー式から始めましょう。工具不要・数百円で今日から安心できます。かなり安いものもあるので、まだつけていないギタリストはまずこちらから試してみてください。
FENDER Strap Blocks Black|定番ラバー式の王道
フェンダー純正のゴム製ストラップブロックです。既存のストラップピンにゴムを通してストラップの上に噛ませるだけで、ピンからの抜け落ちを防ぎます。約500円程度で購入できるので、迷ったらまず試してみましょう。
FENDER Strap Blocks Black & Red|2色セット
ブラックとレッドの2色が入ったセットです。ブラック単色版と同等の性能で、ギターのカラーや気分に合わせて使い分けられます。価格もほぼ同等なのでこちらもおすすめです。
JIM DUNLOP LOK STRAP|最安値で試したい人向け
数百円という圧倒的な低価格が魅力のラバー式ロックです。固定力はFenderのブロックより若干劣りますが、「まず落下を防ぐ」という目的なら十分です。練習用ギターや予備として持っておくのにも向いています。
【非侵襲式プラスチック】ビンテージ・複数ギター使い回しに
D'ADDARIO PW-DLC-30 Dual-Lock Strap Lock|約500円・高固定力
既存ピンにスナップオンで装着するプラスチック製ロックです。ラバー式より固定力が高く、ビンテージギターへの加工も不要。約500円というリーズナブルな価格ながら、1つのストラップを複数のギターで簡単に着脱できる利便性が魅力です。
【金具交換式】ライブ・重量ギターには最高固定力を
ラバー式や非侵襲式では不安な人、レスポール・SG・ベースなど重量ギターを使う人は金具交換式を選びましょう。約2,000〜4,000円と価格は上がりますが、一度取り付ければ長期間安心して使えます。
Schaller S-Lock|業界標準・最高信頼性
世界中のギタリストが信頼する業界スタンダードです。スラントボルト設計で厚いストラップもしっかりホールド。新しいモデルは静音設計で、演奏中のガタつきもありません。ドライバーでのピン交換が必要ですが、一度付けてしまえば長期間安心して使えます。
Jim Dunlop StrapLok|レスポール・SG・ベースに最適
ボタンを押すと外れるボールベアリング機構を採用。Gibsonのレスポールやベースのような重量楽器に特に向いており、多くのハイエンドギターに標準装備されている実績があります。
取付・メンテナンスの注意点
金具交換式の取付・メンテナンス習慣
- 取付前にネジゲージを確認(太いと木材が割れる場合あり)
- Loctite Blue 242をネジに塗布してから締める(緩み防止・着脱可能タイプ)
- Schaller系はU字を必ず上向きに(下向き=n字になると落下します)
- 3ヶ月に1度レンチでナットを締め直す
- Schaller系のバネに年1回ガンオイルを1滴(固着防止)
ラバー式のメンテナンス
ゴムは経年劣化でひび割れたり固くなったりします。定期的に状態を確認し、劣化が見られたら新品に交換してください。数百円なので惜しまず交換しましょう。
アコギへの取付(エンドピンジャック兼用の場合)
アコギのエンドピンがシールドジャックと兼用になっている場合、通常のストラップロックはそのまま取り付けられません。この場合はラバー式(ストラップブロック)が最も手軽な解決策で、加工なしでそのまま使えます。
より強固に固定したい場合はMusicNomad Acousti-Lok(真鍮製アダプター)を使うと、既存ジャックにSchaller系ロックを装着できます。
よくある質問
Q. ラバー式とブロック式は同じですか?
同じです。「ストラップブロック」「ストラップラバー」「ゴムワッシャー」などと呼ばれますが、すべて既存ピンに後付けするゴム製パーツを指します。FenderのStrap Blocksが代表的な製品です。
Q. ストラップロックを付けても外れました。原因は?
金具交換式はナットの緩みが最多原因です。Loctite Blue 242でネジを固定し、3ヶ月に1度締め直してください。Schaller系のU字が下向きになっていないかも確認を。ラバー式はゴムの劣化が原因のことが多いので定期的に状態を確認しましょう。
Q. レスポールにはどれがおすすめですか?
重量があるレスポールにはJim Dunlop StrapLokまたはSchaller S-Lockの金具交換式が最適です。ラバー式でも使えますが、4kg前後の重量に対しては金具交換式の方が安心です。
Q. ビンテージギターにも使えますか?
ビンテージギターには非侵襲式プラスチック(D'Addario Dual-Lock)またはラバー式を推奨します。金具交換式は取り付け穴を拡張する可能性があり、ヴィンテージバリューに影響する場合があります。
Q. 取り外しはできますか?
金具交換式はドライバーでピンごと外せます。売却・修理の際も標準ピンに戻せます。非侵襲式・ラバー式はさらに簡単に取り外せます。
まとめ
用途別おすすめまとめ
- まず試したい → JIM DUNLOP LOK STRAP またはFENDER Strap Blocks(数百円〜約500円)
- ビンテージ・複数ギター使い回し → D'ADDARIO Dual-Lock(約500円)
- ライブ・ステージ重視 → Schaller S-Lock
- LP・SG・ベースなど重量ギター → Jim Dunlop StrapLok
ストラップロックは「落下してから後悔する」前に付けるものです。数百円のラバーでも付いていれば落下リスクは大幅に下がります。大切なギターを守るには必須のアイテムなので、まだつけていないギタリストは今すぐ導入してください。
ギター特化ブログ ヤツのギターへようこそ ギターを買ったはいいけど、ストラップって何を選べばいいの?と悩んでいませんか。 じつは、ストラップ選びを間違えると「肩が痛い」「演奏中にギターが落ちそうで怖い ... 「ピックって何でもいいじゃないの?」と思っているあなた、一度ピックを変えてみると驚くはずだ。 実はピック1枚で、弾き心地・音・ストロークのしやすさがまるごと変わる。形状・厚さ・素材という3つの要素が組 ... ギターを買ったはいいけど、ケースって何を選べばいいの? 実はギターケースを間違えると、大切なギターにひびが入ったり、ネックが折れたりという取り返しのつかないダメージにつながることもあります。 この記事 ...
エレキギター初心者におすすめのギターストラップ5選【ギター歴15年が厳選】
ギターピックおすすめ10選|形状・厚さ・素材の選び方を徹底解説
ギターケースおすすめ【2026年版】|エレキ・アコギ別7選+ハードケース・ギグバッグの違いを初心者向けに解説