当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています HR/HM 変形ギター

ジョージ・リンチ使用ギター完全ガイド|ESP Kamikazeとスクリーミン・デーモンの音【2026年版】



80年代メタルのギターサウンドを語るうえで外せない人がいます。

Dokkenのジョージ・リンチです。

「Mr. Scary」の異名を持つ彼のギターには、はっきりした特徴があります。

筆者
筆者
どうも、ギター歴13年のryoです。リンチの音って、歪ませているのに音の粒がやたら太いんですよね。何が違うのか調べていくと、ピックアップの選び方に行き着きました。
ハイゲインなピックアップを使っているんですか?
筆者
筆者
筆者
筆者
それが逆なんです。出力は意外と控えめなモデルを使っています。しかもそのピックアップは今も2万円前後で買えます。
  • ESP初のシグネチャーとなったKamikazeの成り立ち
  • Skulls & Snakes、Tigerなど象徴的なグラフィックモデル
  • 手が届くLTD版の現在の状況(2026年に新モデル)
  • リンチの音の核であるScreamin' Demonピックアップ
  • Randall Lynch Boxから現在のアンプ構成まで

コンテンツ 非表示

ジョージ・リンチとは|Mr. Scaryと呼ばれた男

1954年9月28日、ワシントン州スポケーン生まれです。

カリフォルニア州サクラメントで育ちました。

10代でギターを手にしています。

影響を受けたのはジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベックです。

レスリー・ウェストやアラン・ホールズワースからも吸収しました。

Dokkenでは1983年から1988年にかけて5枚のアルバムを制作します。いずれも世界的な成功を収めました。1989年にはインストゥルメンタル「Mr. Scary」でグラミー賞にノミネートされています。この曲名がそのまま彼の異名になりました。1989年にはLynch Mobを結成し、翌年に『Wicked Sensation』を発表。1993年にはソロ作『Sacred Groove』も出しています。

現在は自らのブランドMr. Scary Guitarsも手がけています。


ジョージ・リンチ 機材年表

年 出来事
1954年 ワシントン州スポケーンに誕生
1980年代半ば ESP初期のシグネチャーアーティストに、Kamikaze登場
1983〜1988年 Dokkenで5枚のアルバムを制作
1989年 「Mr. Scary」でグラミー賞ノミネート、Lynch Mob結成
1990年 Lynch Mob『Wicked Sensation』発表
1993年 ソロ作『Sacred Groove』発表
1994年 Dokken再結成に参加
2026年 LTD GL-200Kの新仕様が登場

ジョージ・リンチ 使用ギター一覧

モデル 状態 特徴
ESP Kamikaze 現行 ESP初のシグネチャー
ESP Skulls & Snakes 現行 髑髏と蛇のグラフィック
ESP Sunburst Tiger 象徴的モデル Dokken期を代表する1本
LTD GL-200K 現行(黒・2026年仕様) 最も手が届くリンチモデル

ESP Kamikaze|ESP初のシグネチャーモデル

リンチは1980年代半ばにESPと契約しました。

ESPにとって最初期のシグネチャーアーティストです。

そこで生まれたのがKamikazeでした。

  • ボディ/ネック:メイプル+メイプルの組み合わせ
  • 指板:エボニー
  • ピックアップ:ネックにシングル、ブリッジにSeymour Duncanハムバッカー
  • グラフィック:迷彩を思わせる独特の塗装

近年の仕様ではブリッジにSeymour Duncan「The Hunter」を搭載しています。

筆者
筆者
メイプルボディにメイプルネックという構成は珍しい部類です。マホガニー系の甘さとは違う、硬くて反応の速い鳴り方になります。あの輪郭の太さはここから来ているはずです。

▶ サウンドハウスで探す/楽天で探す/Amazonで探す

Skulls & Snakes|髑髏と蛇のグラフィック

1980年代のESPとリンチの関係を象徴する1本です。

メイプルボディにメイプルネック、22フレットのローズウッド指板という構成です。

ネックにはESP設計のシングルコイルSH-100を搭載します。

ブリッジはSeymour Duncanの'78です。

ブリッジにはフロイドローズを備えています。

Sunburst Tiger|Dokken期を代表する1本

虎目のような木目グラフィックが特徴です。

リンチと最も強く結びついたギターの1本として知られています。


LTD GL-200K|最も手が届くリンチモデル

ESPの普及ブランドLTDからもリンチモデルが出ています。

ただし入手状況には注意が必要です。

⚠️ 注意:カミカゼ柄のグラフィック版は流通が終了しています。現在入手できるのは2026年仕様のソリッドブラックです。
  • ボディ:バスウッド、ボルトオン構造
  • ネック:メイプル、薄めのUシェイプ
  • 指板:ローズウッド、22エクストラジャンボフレット
  • ヘッド:ホッケースティック型のリバースヘッド
  • ピックアップ:ESP LH-150B(ブリッジ)+LS-120(ネック)
  • ブリッジ:Floyd Rose Special
黒一色だと、リンチっぽさは薄れませんか?
筆者
筆者
筆者
筆者
グラフィックは確かに象徴ですが、形状とリバースヘッドだけでも十分に個性は出ます。むしろ派手すぎないぶん、普段使いしやすい1本だと思います。

▶ サウンドハウスで探す/楽天で探す/Amazonで探す


Screamin' Demon|リンチの音の核になったピックアップ

Seymour Duncanのカスタムショップがリンチのために設計しました。

型番はSH-12です。

意外なことに、このピックアップは高出力ではありません。出力は中程度に抑えられています。Duncanの'59に近い開けた響きを持ちながら、少しだけ荒さを足した設計です。80年代メタルらしい派手さは、出力ではなく質感から来ています。
項目 スペック
直流抵抗 約10kΩ
マグネット アルニコ5
キャラクター ホットロッドしたPAF系
高域 きつくならない明瞭さ

スロット付きのポールピースとイモネジを組み合わせた構造です。

それが開放的な鳴りにつながっています。

筆者
筆者
ギター本体は高価でも、ピックアップなら現実的な価格で手が届きます。手持ちのギターに載せ替えるだけで、あの質感の入口には立てるはずです。

アンプとエフェクター

Randall Lynch Box|本人監修のモジュール式アンプ

本人監修モデルとしてRandall Lynch Box RM100LBがあります。

モジュールを差し替えて音色を変える方式でした。

Brahma・Mr. Scary・Grailといったモジュールが用意されています。

ただしRandallのMTSシリーズ自体が生産を終えています。2012年以降はEgnaterがラインを引き継ぎました。現在Lynch Boxを入手するには中古市場を探すことになります。

その他の使用アンプ

アンプ 位置づけ
Marshall 1968 Super Lead ヴィンテージの100Wヘッド
Soldano SLO-100 ハイゲインの定番
Mesa/Boogie Dual Rectifier モダンな重量感

エフェクター|80年代から変わらないDS-1

足元で長年使い続けているのがBOSS DS-1です。

本人は2004年のインタビューでこう語っています。

「80年代から一貫して使っているのはDS-1だ。あのペダルは、他のどんなペダルを試しても変わらない存在だ」

他にはMXR Phase 90を愛用しています。

スクリプトロゴの'74年製個体を使っているとされます。

ソロにはBOSS DD-3、表情づけにはDunlop Cry Babyを加えます。

DS-1を使う他のアーティストはこちらでまとめています。

BOSS DS-1を使用するアーティスト7選


リンチの音に近づく3つのポイント

step
1
ピックアップから入る

ギター本体より先に手が届くのがScreamin' Demonです。

中出力ならではの輪郭の太さを体験できます。

step
2
歪みを重ねすぎない

彼の音は歪みの量ではなく質感で成立しています。

DS-1のような素直な歪みでアンプを押すのが近道です。

step
3
フェイザーを薄くかける

Phase 90を常時薄くかける使い方が特徴的です。

効果を主張させず、音に厚みを足す感覚で試してみてください。


使用弦・ピック・メンテナンス

フロイドローズ搭載機は弦交換の手順が通常と異なります。

ゲージを決めたら固定して使うのが安定します。


ギターピックおすすめ10選|形状・厚さ・素材の選び方【2026年版】

「ピックなんて何でもいいでしょ?」 そう思っているなら、一度ピックを変えてみてください。きっと驚くはずです。 ピック1枚で、弾き心地も音もまるごと変わる。 選ぶポイントは「形状・厚さ・素材」の3つだけ ...

可動部が多いぶん、日頃の手入れがチューニング安定に効きます。

ギターメンテナンス用品おすすめ10選 アイキャッチ
ギターメンテナンス用品おすすめ10選|指板オイル・ポリッシュ・フレット磨きの選び方

ギター情報ブログ「ヤツのギター」へようこそ! タイプ別おすすめ4選 Dunlop 654 Formula 65:ボディの艶出しはまずこれ。定番のポリッシュ&クリーナー MusicNomad F-ONE ...

ハイゲインで鳴らすならアンプ選びも重要です。

【2026年版】初心者向けギターアンプおすすめ7選|自宅練習・用途別に選び方を解説

この記事で分かること おすすめギターアンプ7選の比較表 初心者がアンプを選ぶ3つのポイント(ワット数・タイプ・機能) 真空管・トランジスタ・モデリングの違い YAMAHA THR・Boss Katan ...


そろそろ、本気でギターと向き合ってみませんか?

筆者
筆者
80年代メタルのソロを独学でコピーしていた頃、速さばかり追って音が細くなっていました。

太く抜けるリードトーンを身につけたいなら。

独学より一歩早く近づける方法があります。

オンラインギターレッスンおすすめ3選で、あなたに合うスクールを比較してみてください。


よくある質問(FAQ)

Q. ジョージ・リンチのシグネチャーギターは買えますか?
A. はい。ESPのKamikazeやSkulls & Snakesは現行モデルです。普及価格帯ではLTD GL-200Kの2026年ブラック仕様があります。

Q. カミカゼ柄のLTDは手に入りますか?
A. グラフィック版の流通は終了しています。中古市場を探すか、現行のソリッドブラック仕様を選ぶことになります。

Q. Screamin' Demonは高出力なピックアップですか?
A. いいえ、出力は中程度です。PAF系の開けた響きに荒さを足した設計で、歪ませても音の輪郭が保たれます。

Q. Randall Lynch Boxは今も買えますか?
A. 新品での入手はできません。RandallのMTSシリーズ自体が生産を終えており、中古市場が中心になります。

Q. なぜMr. Scaryと呼ばれるのですか?
A. Dokken時代のインストゥルメンタル曲名に由来します。この曲は1989年にグラミー賞にノミネートされました。


まとめ:ジョージ・リンチの機材

  • ESP初期のシグネチャーアーティストで、代表機がKamikaze
  • Skulls & SnakesやSunburst Tigerも象徴的なモデル
  • 手が届くのはLTD GL-200K。ただし現行はソリッドブラック仕様
  • 音の核はSeymour Duncan Screamin' Demon。意外にも中出力
  • アンプのRandall Lynch Boxは生産終了、中古のみ
  • 足元はBOSS DS-1を80年代から一貫して使用

リンチの音は、高出力な機材で作られたものではありません。

中出力のピックアップと素直な歪みの組み合わせです。

そこにメイプル材の硬い鳴りが加わっています。

つまり手持ちの機材からでも、方向性は十分に近づけられます。

まずはピックアップの載せ替えから試してみてください。

-HR/HM, 変形ギター