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「チューナー、とりあえず安いやつでいいか」と思っていた時期が、筆者にもあった。
その結果、弾き語りのライブ中にMCをしながらチューニングしようとして、チューナーが全然反応しない。焦る。沈黙が続く。ステージで3秒くらい固まった、あの恥ずかしさは今でも忘れられない。
チューナーは地味な道具だが、選び方を間違えると本番で痛い目を見る。逆に言えば、ちゃんと選べばほぼ一生使える。価格もそこまで高くない。この記事では、ギター歴15年の筆者が実際に使ってきた経験をもとに、用途別のベストチョイスを正直に解説する。
こんな人に読んでほしい
- 弾き語りでステージに立っている・立ちたい人
- エレキでエフェクターボードを組んでいる人
- 初めてチューナーを買おうとしている人
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この記事でわかること
- チューナーの種類と用途別の選び方
- 弾き語り・エレキ・初心者それぞれのベスト選択
- おすすめモデル7選(サウンドハウスリンクあり)
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チューナーの種類はざっくり4つ
チューナーは大きく分けて4種類ある。まずここを押さえておけば、あとの選び方がスムーズになる。
| 種類 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|
| クリップ型 | ヘッドに挟むだけ・軽量 | 弾き語り・初心者・普段使い全般 |
| ペダル型 | シールドで繋ぐ・足元操作 | エレキでライブする人 |
| 音叉 | アナログ・耳で合わせる | 耳を鍛えたいガチ初心者 |
| カード型(シールド差し込み) | 据え置き・シールド必要 | 正直おすすめしない |
アプリは番外編として後述する。自宅練習のサブとしては優秀だが、ステージでは使えない。
弾き語りにはクリップ一択、しかも「いいやつ」を買え
弾き語りのステージは、基本的に一人だ。バンドなら誰かがMCでつないでくれるが、弾き語りは自分でしゃべって、自分でチューニングして、自分で演奏する。すべてが自分一人にのしかかる。
そのMCとチューニングが同時に発生する瞬間がある。曲の合間にギターのペグを回しながら話す、あの場面だ。チューナーの反応が遅いと、針がなかなか安定しない。焦る。MCが途切れる。客席に「あ、困ってるな」と思われる。
クリップチューナーの「安いもの」と「いいもの」の差は、主に反応速度と視認性だ。
安いチューナーは弦を弾いてから針が安定するまでに1〜2秒かかることがある。いいチューナーは弦を弾いた瞬間にほぼ表示が安定する。ステージでこの差は致命的になる。
価格でいえば、ちゃんとしたクリップチューナーは3,000〜8,000円の範囲に収まる。高級機材に比べれば大した出費ではない。ギターやアンプにはお金をかけるのに、チューナーで節約するのは本末転倒だ。
安価なチューナーでありがちな落とし穴:いつの間にか基準音が440Hzからずれている問題がある。ボタンに誤って触れて432Hzや442Hzになっていると、どれだけ合わせてもズレた音になる。購入後は必ず設定を確認しよう。
弾き語りにおすすめ:tc electronic UNITUNE CLIP
弾き語りステージ部門No.1
反応速度と精度を両立した、弾き語りステージのベストパートナー。±0.02セントのストロボ精度を持ちながら、表示が速くてステージでも迷わない。シンプルな外観もライブ映えする。
- 反応速度が速く、ステージでのアタフタが消える
- ストロボモードで高精度チューニングも可能
- 高輝度ディスプレイでステージ照明の下でも見やすい
- コンパクトで付けっぱなしOK
エレキにはペダル型チューナーが安心
エレキギターでライブをやるなら、ペダル型チューナーを一台エフェクターボードに入れておくことを強くすすめる。
接続順は先頭に置くのが基本
チューナーはシグナルチェーンの一番最初、つまりギターの直後に繋ぐのが鉄則だ。理由は単純で、一番クリーンな信号を拾えるから。歪みやコンプの後ろにチューナーを繋ぐと、エフェクトのかかった信号を拾ってしまい、正確なチューニングができなくなる。
マルチエフェクターに内蔵されているチューナーは、接続順の問題が起きやすい。マルチの後ろに別のペダルを繋いでいたりすると、チューナーがシグナルチェーンの途中になってしまうケースがある。一個、独立したペダルチューナーがあれば安心だ。
接続の順番は「ギター → チューナー → コンプ → 歪み → モジュレーション → アンプ」が基本。チューナーは必ず先頭に。
ボードを圧迫する問題と、バッファーという恩恵
ペダルチューナーのデメリットとして正直に書いておくと、エフェクターボードのスペースを一個使う。コンパクトなボードを組んでいる人には痛い。
ただ、一部のペダルチューナーはバッファー機能を搭載している。バッファーとは信号を整えてインピーダンスを下げる回路のことで、これが入ることで音の劣化を防ぎ、むしろ繋ぐだけで音がクリアになることがある。チューナーを入れることでボードのサウンドが改善するなら、スペースを取る価値は十分ある。
エレキにおすすめ2選
定番・壊れない:BOSS TU-3
ペダルチューナーの定番中の定番。何年使っても壊れないBOSSの耐久性、大きくて見やすいディスプレイ、迷わないシンプルな操作性。初めてのペダルチューナーとしても、長年のメインとしても安心できる一台。
- BOSSの耐久性でライブ投入しても安心
- 大型LEDで見やすく、操作も迷わない
- サイレント機能付きで音を出さずにチューニング可能
- 価格と信頼性のバランスが最高
全弦一発・バッファー付き:tc electronic PolyTune 3
開放弦を全部鳴らすだけで6弦すべての状態が一目でわかるポリフォニックモードが最大の特徴。チューニングのたびに弦を一本ずつ確認する手間が省ける。さらにバッファー機能付きで、繋ぐだけで音の劣化を防ぎつつサウンドをクリアに整えてくれる。ペダルボードを本格的に組むならTU-3より上位の選択肢。
- ポリフォニックモードで全弦を一度にチェック
- バッファー機能で繋ぐだけで音が良くなる
- ±0.02セントのストロボ精度
- スタジオ・ライブ両方で活躍
初心者は迷ったらクリップを買え
音叉はアリだが、メインにはならない
「チーン」と鳴らして耳で合わせる音叉は、耳を鍛えるという意味では確かに有効だ。絶対音感に近い感覚が養われる。ただ、面倒だし、ステージでは使えない。練習の補助として持っておくのはアリだが、メインのチューナーにはならない。
リサイクルショップのカード型は買うな
「安いから試しに」で買うと後悔する代表格。なぜジャンクボックスに100円で並んでいるかを考えれば答えは出る。
アプリは家練習のサブとして優秀
スマホのチューナーアプリ(GuitarTunaなど)は無料で使えて精度も悪くない。ただし周囲の音を拾いやすいので、騒がしい場所やステージでは使えない。自宅練習のサブとして割り切るのがいい。
おすすめギターチューナー7選【用途別】
【クリップ型】弾き語り・普段使いに
tc electronic UNITUNE CLIP【弾き語りステージの最適解】
価格帯:約5,000〜6,000円 / 精度:±0.02セント(ストロボモード)
ステージで一番頼りになるクリップチューナー。反応が速く、表示が安定するのが速い。ステージの照明の下でも見やすい高輝度ディスプレイ。弾き語りでライブをやるなら、これを選んでおけば後悔しない。
- 反応速度クラストップレベル
- ストロボ精度±0.02セント
- 高輝度ディスプレイで暗いステージでも見やすい
- コンパクト・軽量で付けっぱなしOK
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KORG Pitchclip 2【シンプル・コスパ良し】
価格帯:約1,500〜2,000円 / 精度:±1セント
ボタンが一つのシンプル設計で、初心者でも迷わない。コンパクトで軽く、ギターヘッドへの取り付けもスムーズ。普段の練習用に一台持っておくには十分な精度がある。価格を抑えたい人の第一候補。
- ボタン一つで迷わない操作性
- コンパクトで軽量
- 普段練習には十分な精度
- 圧倒的なコスパ
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D'Addario PW-CT-17【視認性重視・ステージ映え】
価格帯:約2,000〜3,000円 / 精度:±0.5セント
フルカラーLCDを搭載しており、暗いステージでも視認性が高い。コンパクトな設計でギターヘッドに付けっぱなしにしても邪魔になりにくい。価格と性能のバランスが取れた中間モデル。
- フルカラーLCDで暗いステージでも見やすい
- コンパクトで付けっぱなしOK
- ±0.5セントの実用十分な精度
- 価格と性能のバランスが優秀
【ペダル型】エレキライブに
BOSS TU-3【定番・壊れない・信頼の一台】
価格帯:約9,000〜11,000円 / 精度:±1セント
ペダルチューナーの定番中の定番。何年使っても壊れないBOSSの耐久性、大きくて見やすいディスプレイ、迷わないシンプルな操作性。初めてのペダルチューナーとしても、長年のメインとしても安心できる一台。
- BOSSの耐久性でライブ投入しても安心
- 大型LEDで見やすく、操作も迷わない
- サイレント機能付きで音を出さずにチューニング可能
- 価格と信頼性のバランスが最高
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tc electronic PolyTune 3【全弦一発チェック・バッファー付き】
価格帯:約15,000〜18,000円 / 精度:±0.02セント(ストロボモード)
開放弦を全部鳴らすだけで6弦すべての状態が一目でわかるポリフォニックモードが最大の特徴。チューニングのたびに弦を一本ずつ確認する手間が省ける。さらにバッファー機能付きで、繋ぐだけで音の劣化を防ぎつつクリアなサウンドに整えてくれる。ペダルボードを本格的に組むならTU-3より上位の選択肢。
- ポリフォニックモードで全弦を一度にチェック
- バッファー機能で繋ぐだけで音が良くなる
- ±0.02セントのストロボ精度
- スタジオ・ライブ両方で活躍
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KORG Pitchblack+【コンパクト・ボードに優しい】
価格帯:約8,000〜10,000円 / 精度:±0.1セント
コンパクトエフェクターサイズよりさらに小さく、エフェクターボードの省スペース化に貢献する。高精度で見やすいLEDディスプレイ。「ボードが窮屈でTU-3が入らない」という状況への答えになる一台。
- コンパクトサイズでボードを圧迫しない
- ±0.1セントの高精度
- 見やすいLEDディスプレイ
- TU-3が入らないボードへの救世主
【番外:アプリ】自宅練習のサブに
GuitarTuna【無料・家練習のサブ最適解】
無料で使えて精度も実用十分。内蔵マイクで音を拾う仕組みのため、静かな環境であれば問題なく使える。ステージや騒がしいスタジオでは使えないが、自宅練習のサブチューナーとして割り切ってインストールしておくといい。
アプリはあくまでサブ。本番・スタジオ・騒がしい場所では使えないことを覚えておこう。
チューナー選びでよくある失敗3つ
失敗①:基準音が440Hzじゃなくなっていた
チューナーのキャリブレーション(基準音)が知らないうちに変わっていることがある。ボタンに触れてしまい432Hzや442Hzになっていると、どれだけ合わせてもズレた音になる。定期的に設定を確認する習慣をつけよう。
失敗②:安物を買って反応が鈍くストレスになった
1,000円以下のノーブランドチューナーは、弦を弾いてから針が安定するまでが遅い。普段の練習では許容できても、ステージでは焦りに直結する。最初から3,000円以上のモデルを選んでおくほうが結果的にコスパがいい。
失敗③:リサイクルショップのカード型を買った
ジャンクコーナーに100円で売られているカード型チューナー。安さにつられて買うと、シールドが必要・場所を取る・持ち運べないという問題に直面して、すぐに使わなくなる。「なぜ安く売られているか」を考えれば答えは出る。
まとめ
- 弾き語り→ クリップの「いいやつ」一択。反応速度が命
- エレキ→ ペダル型を一台ボードに入れておくと安心
- 初心者→ 迷ったらクリップ。アプリはサブで
- カード型・激安チューナーは買わなくていい
筆者:ギター歴15年。エレキ・アコギともに愛用。弾き語り・バンド演奏・宅録と幅広く経験。