「ピックなんて何でもいいでしょ?」
そう思っているなら、一度ピックを変えてみてほしい。きっと驚くはずだ。
ピック1枚で、弾き心地も音もまるごと変わる。
選ぶポイントは「形状・厚さ・素材」の3つだけ。
この記事では、選び方の基準と実際に使ってよかった10枚を紹介する。
こんな人に読んでほしい
- ピックをなんとなく選んでいて、弾きにくいと感じている
- エレキとアコギで同じピックを使っていて違和感がある
- 初心者で、最初の1枚に何mmを選べばいいか分からない
この記事で分かること
- ピックの形状・厚さ・素材の違いと選び方の基準
- エレキ・アコギ・弾き語り別のおすすめピック10選
- 有名ギタリストが実際に使っているピック
- 試し買いに最適なバラエティパックの使い方
ギターピックの選び方|3つの要素を押さえる

見るべき要素は「形状・厚さ・素材」の3つ。
この順番で絞り込むのが、自分に合うピックへの最短ルートだ。
① 形状の選び方|まずここで弾きやすさが決まる
形状は大きく3種類。
握りやすさと弦への当たり方が変わる。プレイスタイルに合わせて選ぼう。
ティアドロップ型(エレキ全般におすすめ)
もっとも定番の形。
弦に触れる面積が小さく、軽い力で弾ける。
ストロークもソロもこなせる万能型。迷ったらまずこれで間違いない。
トライアングル型・おにぎり型(アコギ・弾き語りにおすすめ)
三角形に近い形で、グリップが安定する。
弦に当たる面積が広く、コードストロークがしやすい。
角が3箇所あるから、1箇所削れても使い回せる。弾き語りユーザーに特に人気だ。
ジャズ型(速弾き・テクニカル系におすすめ)
先端がさらに尖った小型ピック。
小さな力で弾けるので、速いフレーズや細かいアルペジオ向き。
ジャズだけでなく、メタル系ギタリストにも人気が高い。
② 厚さの選び方|初心者は何mmがいい?
厚さは「しなり具合」を決める。
薄いほどしなり、厚いほど弦にパワーが伝わる。
結論、初心者は0.7〜0.8mm前後のミディアムが扱いやすい。
薄め(Thin / Light:0.5〜0.7mm前後)
柔らかくしなるので、ストロークがラク。
手首のスナップを自然に使える。弾き語りやアコギ向きだ。
弱点は、強く弾くと欠けやすいこと。
ミディアム(Medium:0.7〜0.9mm前後)
最もオールラウンドな厚さ。
ストロークもソロも無難にこなせて、変なクセもつかない。
初心者の最初の1枚はここから始めるといい。
厚め(Heavy / Hard:1.0mm以上)
ピッキングがダイレクトに伝わり、音に芯が出る。
エレキでリフやソロを弾く人向け。
ストロークには少し慣れが必要だ。
③ 素材の選び方|音色と耐久性が変わる
素材で音色・弾き心地・耐久性が大きく変わる。
代表的な3つを押さえておこう。
ナイロン(Tortex)|耐久性重視ならこれ
しなやかで滑りにくく、初心者にも扱いやすい。
ダンロップのTortexシリーズが代表格。とにかく長持ちする。
色で厚さが分かるのも便利だ(緑=0.88mm、オレンジ=0.60mmなど)。
セルロイド|王道の温かみある音
昔ながらの王道素材。温かみのある音が特徴。
ストロークも単音も万能にこなせる。フェンダーやギブソンの定番ピックに多い。
ただし薄いものは欠けやすいので注意。
ウルテム・デルリン系|クリアなアタック
硬さと滑らかさを両立した素材。
爪に近い弾き心地で、アタックがクリア。中〜上級者に人気が高い。
セルロイドは薄いほど欠けやすい。ガシガシ弾くスタイルなら、耐久性の高いナイロン(Tortex)系がおすすめ。
有名ギタリストの使用ピック一覧
「憧れのギタリストと同じピックを使う」のも立派な選び方だ。
プロの選択には理由がある。
| ギタリスト | 使用ピック | 厚さ・特徴 |
|---|---|---|
| カート・コバーン(Nirvana) | Dunlop Tortex Standard オレンジ | 0.60mm。激しいストロークでも扱いやすい薄め |
| ジョン・フルシアンテ(RHCP) | Dunlop Tortex オレンジ | 0.60mm。カッティングの切れ味を支える |
| ジェームズ・ヘットフィールド(Metallica) | Dunlop Jazz III系(シグネチャー) | 小型・厚め。ダウンピッキングの鬼に必須 |
| ブライアン・メイ(Queen) | 6ペンス硬貨 | コインで弾く唯一無二のスタイル |
意外にも、カートもフルシアンテも薄めの0.60mmを愛用。
「エレキ=厚いピック」とは限らないのが面白いところだ。
各ギタリストの機材は、カート・コバーンの使用ギターまとめ、ジョン・フルシアンテの使用ギターまとめ、ブライアン・メイの使用ギターまとめで詳しく解説している。
最初の1手はバラエティパックが正解
「どの厚さが自分に合うか分からない」
そんな人に、まず試してほしいのがこれだ。
GUITAR PICK LT/MD VARIETY PACK - 12 PACK(ダンロップ)
LightとMediumが12枚入ったバラエティパック。
「自分はどの厚さが弾きやすいか」を体で確かめられる。
- LightとMedium両方が入っているので比較しやすい
- 1セットで試せるからコスパが良い
- 世界中のギタリストが愛用するダンロップの定番品質
こんな使い方がおすすめ
step
1バラエティパックを買って全種類を実際に弾いてみる
step
2「これが一番しっくりくる」という厚さを見つける
step
3その厚さのピックをまとめ買いして固定する
ジムダンロップのピックをおすすめする理由
ピックブランドは数多くある。
その中で、長年使って信頼しているのがダンロップだ。
Tortexシリーズは素材が均一で、何枚買っても同じ弾き心地。
消耗品だからこそ、品質のブレが少ないのは大きい。
バンドのノベルティピックはコレクションにとどめておこう
ライブで配られるバンドのノベルティピック。
あれはコレクションとして保管しておくものだと思ったほうがいい。
品質管理されていないピックを本番で使うのはリスク。普段から信頼できるピックを使い込むことが、安定したプレイにつながる。
ジャンル・スタイル別おすすめまとめ
| スタイル | 形状 | 厚さ | おすすめ素材 |
|---|---|---|---|
| エレキ(リフ・ソロ) | ティアドロップ | Heavy(1.0mm〜) | Tortex / ウルテム |
| エレキ(コードストローク) | ティアドロップ | Medium(0.7〜0.9mm) | Tortex / セルロイド |
| アコギ・弾き語り | おにぎり型 | Thin / Light(〜0.7mm) | セルロイド / Tortex |
| 速弾き・テクニカル | ジャズ型 | Heavy〜Extra Heavy | ウルテム |
| まず試したい人 | ティアドロップ | バラエティパック | Tortex(ダンロップ) |
ギターピックのよくある質問
Q. ピックの寿命は?いつ交換すればいい?
目安は先端が丸く削れてきたとき。
毎日弾く人なら、数週間〜1ヶ月で交換が一般的だ。
削れたピックは音もアタックも鈍る。安い消耗品なので、早めに替えよう。
Q. 初心者は何mmのピックを選べばいい?
0.7〜0.8mm前後のミディアムがおすすめ。
しなりと硬さのバランスが良く、クセなく練習できる。
慣れたら、弾き語りは薄め、リフやソロ中心なら厚めへ移行しよう。
Q. ピックが滑って落ちてしまう。対策は?
まずは滑りにくい素材(Tortexなどのナイロン系)に変えるのが早い。
表面がマットで、汗をかいても保持しやすい。
それでも滑るなら、滑り止め加工付きや穴あきタイプを試そう。
Q. ピックと指弾き、どっちがいい?
優劣ではなく出したい音で使い分けるもの。
ピックは輪郭のある強い音。指弾きは柔らかく温かい音になる。
エレキのロック系はピックが基本。弾き語りなら両方使えると表現が広がる。
まとめ
まとめ
- ピック選びは「形状・厚さ・素材」の3要素で決まる
- 弾き語り・アコギはおにぎり型+Thin、エレキはティアドロップ+Medium〜Heavyが基本
- 初心者は0.7〜0.8mmのミディアムから始めるのが安全
- カートやフルシアンテなど、プロの使用ピックを真似るのも良い入口
- 迷ったらダンロップのバラエティパックで複数試すのが最短ルート
- ノベルティピックは品質がバラバラ。本番・練習はちゃんとしたピックを使おう
「ピックなんてどれでも一緒」と思っていた人ほど、変えると驚くはずだ。
まずはバラエティパックを1つ。自分に合う厚さを探してみてほしい。
あわせて読みたい
-
-
エレキギター弦おすすめ3選【2026年版】ダダリオ・アーニーボール・エリクサーをギター歴15年が比較
ギター特化ブログ「ヤツのギター」へようこそ! エレキギターの弦は種類が多く、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 この記事では、ギター歴15年の筆者が実際に使用してきた経験をも ...
-
-
エレキギター初心者におすすめのギターストラップ5選【ギター歴15年が厳選】
ギター特化ブログ ヤツのギターへようこそ ギターを買ったはいいけど、ストラップって何を選べばいいの?と悩んでいませんか。 じつは、ストラップ選びを間違えると「肩が痛い」「演奏中にギターが落ちそうで怖い ...
-
-
【2026年版】ギタークロスおすすめ10選|ラッカー対応・素材別の選び方を解説
【2026年版】ギタークロスおすすめ10選|ラッカー対応・素材別の選び方を解説 ギターを長く良い状態で保つために、最も基本的かつ重要なアイテムが「ギタークロス」です。 「たかが布」と侮ってはいけません ...