ギター特化ブログ「ヤツのギター」へようこそ!
ギタースタンドは「とりあえず立てかけられれば何でもいい」と思っている人も多いですが、選び方を間違えると大切なギターのラッカー塗装を傷めたり、倒れて修理費が高額になります。
この記事では、用途別に一台用・複数本用・壁掛けの3タイプに分けてスタンドを解説します。筆者が実際に使っているものも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
まず「何本置くか」と「スペース」を決めると、スタンド選びがスムーズになります。
ギタースタンド選びで最初に決めること
まず、「何本のギターを置くか」と「置く場所のスペース」をざっくり決めましょう。この2点で選ぶべきスタンドの種類がほぼ決まります。
| ニーズ | おすすめタイプ |
|---|---|
| 1本だけコンパクトに | A型・三脚型スタンド |
| 複数本まとめて管理したい | 複数本対応スタンド・ラック |
| 床を広く使いたい | 壁掛けハンガー |
一台用スタンド
A型スタンド
最もオーソドックスなタイプ。折りたたんで持ち運べるものが多く、自宅練習からライブ会場まで幅広く使えます。
Donner DS-3は木製フレームのA型スタンドで、アコギからエレキまで対応。折りたたみ式で組み立て不要、価格も手頃で初めてのスタンドとしておすすめです。
A型は首部分のサポートがないモデルが多く、オフセット系ギター(ジャズマスターなど)は倒れやすいことがあります。
GUITTO GGS-01はA型の中でも超軽量で重さ450g以下。ギグバッグの中に入れて持ち運べる設計になっています。
三脚型スタンド
三本足で支えるタイプ。ネック部分をホールドするヨーク(アーム)が付いているモデルが多く、A型よりも安定感があります。
Hercules GS414B PLUSはベースギターにも対応できるほど高さ調整の幅が広く、「Auto Grip」システムがネックを自動でロックしてくれます。ギターに触れていない間も安心感があります。
複数本用スタンド
ギターが増えてきたら、複数本対応スタンドへの移行を検討しましょう。個別のスタンドをいくつも並べるより、部屋がすっきりします。
CLASSIC PRO GST4
エレキギター4本(またはアコギ3本)を一台にまとめられるスタンド。サイズは57×41×75cmとコンパクトで、足の部分は折りたたみ式なのでライブ会場への持ち運びも可能です。
- エレキ4本 / アコギ3本まで収納OK
- 足が折りたたみ式でライブ会場にも持ち運べる
- シンプルなデザインでギターが映える
- コンパクトで場所を取らない(57×41×75cm)
Hercules GS525B
5本収納・最大10本まで拡張できるラック型。収納部分にはSFF(ニトロセルロース対応フォーム)が使われており、ヴィンテージ・ハイエンドギターも安心して置けます。コレクションが多い方に向いています。
Gator Rok-Itシリーズ
折りたたみ式で3本・5本・7本の3サイズ展開。使わないときにコンパクトにたためるため、スタジオやライブに持っていく機会が多い方に向いています。
壁掛けハンガー
床のスペースを取りたくない場合は壁掛けがベストです。ギターを「インテリアとして飾る」感覚で使えます。
壁掛けハンガーには大きく分けて「穴あけ固定タイプ」と「穴なし固定タイプ」の2種類があります。
穴あけ固定タイプ
壁の下地(スタッド)にネジで直接固定する最もスタンダードな方法。しっかりと固定できるため安心感は最大です。
石膏ボードのアンカーだけでは不十分。レスポールのような重いギターの荷重に耐えられず抜けることがあります。設置前に必ず下地センサーで確認してください。
Hercules GSP38WBPLUSは重力でギターを掛けるとヨークが自動的にロックされる「Auto Grip System」搭載。ペットや子どもが触れて落下するリスクを大幅に減らせます。
穴なし固定タイプ(賃貸にもおすすめ)
賃貸で壁に穴が開けられない方には、突っ張り棒やラブリコ・ディアウォールなどを使って柱を自作し、そこにハンガーを取り付ける方法があります。見た目もおしゃれで、退去時に原状回復できるのがメリットです。
筆者は賃貸のため穴なし固定で使用しています。レスポールという重いギターをかけていますが、設置以来一度も落ちたことがなく、震度4程度の地震があっても全く問題ありませんでした。
安定性について知っておくべきこと
ラッカー塗装(ニトロセルロース)への注意
GibsonやFender、Martinの一部モデルはニトロセルロースラッカーで塗装されています。
このラッカーはPVCやゴム素材と化学反応を起こし、白濁・溶解(スタンドラッシュ)が起こることがあります。高価なギターをお持ちの方は必ず確認してください。
「ニトロセルロース対応」「SFFフォーム使用」と明記されたスタンドを選ぶか、接触部分にやわらかい布を挟んでおきましょう。
湿度管理
スタンドに置いたギターはケースに入れているときより乾燥の影響を受けやすくなります。特にアコギは湿度45〜55%の維持が理想的。乾燥する季節はサウンドホール用ヒューミディファイアーと組み合わせて使うことをおすすめします。
筆者が使っているスタンド
HERCULES STANDS GSP39HB PLUSを愛用しています。

賃貸のため穴なし固定で使用しています。ギターはレスポールで決して軽くはないですが、設置以来一度も落ちたことがなく、震度4程度の地震があっても全く問題ありませんでした。
壁掛けタイプで、ギターを掛けるだけでヨークが自動ロックされるHercules独自のAuto Grip System搭載モデルです。
- ギターを掛けると自動でヨークがロック
- 壁面をすっきり見せられる
- 複数台並べても安定感が変わらない
- 賃貸・穴なし固定でも十分な安定感
- レスポールなど重いギターでも安心
まとめ
- 1本だけ置きたい → Amazon Basics A型やHercules三脚型がコスパ◎
- 複数本まとめたい → CLASSIC PRO GST4やHercules GS525Bで部屋をスッキリ
- 床スペースを節約したい → 壁掛けハンガーで"飾る収納"に
- ラッカー塗装のギターがある → SFF対応品か、布を挟んで使用する
ギタースタンドは一度買えば長く使えるアイテムです。「安定性」「スペース効率」「塗装への影響」の3点を軸に、自分の環境に合ったものを選んでみてください。